あるがまま… サッカー・Newsまとめ

                           

堂安律

50億はスゴイな!W杯での活躍はそれだけで価値を高める。
とくにスペイン戦の堂安のゴールは凄かったもんな!


(出典 img.news.goo.ne.jp)
W杯で堂安律の移籍金50億円に急騰 三笘薫は元値の10倍、40億円=公認選手代理人が査定

日本代表イレブンの価値が急騰している。カタールW杯に臨んだ森保ジャパンは下馬評を覆して強豪ドイツとスペインを撃破。2大会連続の決勝トーナメント進出を果たした。公認資格を持つ選手代理人で元日本代表FW三浦知良(55=JFL鈴鹿)も担当した田路雅朗氏(67)は、W杯で2得点を決めたドイツ1部フライブルクのMF堂安律(24)や〝切り札〟として躍動したイングランド・プレミアリーグのブライトンに所属するMF三笘薫(25)らイレブンの評価額を緊急査定した。

 日の丸戦士たちは中東の地で大活躍。すでに欧州ビッグクラブからの関心が各メディアで伝えられている。これまで多くのブラジル人選手や指揮官を日本や欧州に送り出してきた田路氏は「W杯は特別な大会。重圧がかかる中で見せる好プレーは平常でも『できる』とみなされる傾向がある。だから、W杯で活躍した選手を『欲しい』と考えるクラブは多いということ」と語る。

 その上で「ドイツからゴールを決めた堂安に欧州ビッグクラブからオファーが届いても全く不思議ではないな。むしろあって当然じゃないか。試合の途中から出てきて流れを変えられるし、前を向いてゴールを奪えるんだから。それにW杯では『優勝する』『俺に任せろ』みたいな強気なコメントをしていたように度胸もある。メンタルの強い選手はどこのクラブでも重宝されるから」と指摘した。

 今季に堂安がオランダ1部PSVアイントホーフェンからフライブルクに加入した際の移籍金が800万ユーロ(約11億5000万円)だったことや、イングランド・プレミアリーグのアーセナルやイタリア1部ローマが興味を示していると報じられていることを踏まえて「仮にイングランドのクラブからオファーが来るならば移籍金は40億~50億円になるだろうな」と査定した。

 また、堂安以上に欧州で高評価を得ているのは無得点ながらも大舞台で好パフォーマンスを見せた三笘だ。田路氏は「個人で相手を抜ける、突破できる選手はどのクラブも欲しい貴重な戦力じゃないか。ドリブルで一人かわせばビッグチャンスをつくれるし、W杯でその力を見せつけたわけだから。今ブライトンにいて同じリーグ内でステップアップする可能性は高いし、間違いなくオファーも来るだろう」。

 すでにブライトン側も冬の移籍市場で三笘が引き抜かれる可能性を懸念。名門リバプールが獲得への関心を示す可能性が報じられていることも、三笘のプレーが認められている証しだ。J1川崎から移籍金300万ユーロ(約4億3000万円)でブライトンと契約したことから、田路氏は「元値の10倍は取れる。(資金力のある)イングランドのクラブなら40億円くらいなら出すクラブはあるさ」と近い将来の〝高値売却〟を示唆した。


 他にも好プレーを示したイングランド・プレミアリーグのアーセナルに所属するDF冨安健洋(24)やポルトガル1部スポルティングのMF守田英正(27)、ドイツ2部デュッセルドルフのMF田中碧(24)らが評価額を上げているという。来年1月に解禁となる冬の移籍市場、または来年の夏の移籍市場では多くの日本選手がステップアップを果たしそうだ。

【鎌田大地、久保建英は変動なし】W杯で評価を上げられなかったのはドイツ1部Eフランクフルトの日本代表MF鎌田大地(26)だ。田路氏は「クラブでいいプレーをして注目されていたけど、W杯ではいまひとつだった。ここで活躍していれば評価額も大幅に上がっていただろうけど」。評価額3000万ユーロ(約43億円)の変動はないようだ。

 今季からスペイン1部レアル・ソシエダードに加入した日本代表MF久保建英(21)も「残念ながら評価を上げられなかった。チームは勝ったものの久保はW杯で特別なことをしてない」。評価額は1000万ユーロ(約14億4000万円)で据え置きとした。

(出典:東スポWEB)


(出典 sakanowa.jp)

「With our best captain」気持ちの伝わるシンプルな一言に、素晴らしい写真!!
(出典  @doanritsu)

「リスペクトが伝わってきます」堂安律、キャプテン吉田麻也との2ショットと賛辞の言葉が話題!「パパと息子みたい」【W杯】


「With our best captain」


 日本代表MF堂安律(フライブルク)が12月11日、自身のインスタグラムを更新。同DF吉田麻也シャルケ)との2ショットを公開した。

 カタール・ワールドカップで堂安は、グループステージのドイツ戦とスペイン戦(共に2-1)で値千金の同点弾を決めた。また、ラウンド16のクロアチア戦(1-1、PKで1-3)では前田大然の先制弾の起点となるなど、初挑戦のW杯で結果を残した。

 世界の舞台で名を上げた24歳MFは、「With our best captain」と綴り、ピッチで笑顔の吉田と抱き合う画像をアップロードした。

 この投稿に、

「本当に最高のキャプテン」

「感動をありがとう‼︎思い出すだけで、涙が出てきます」

「素敵な写真。日本代表にお二人がいてくれて本当に良かったです」

「パパと息子みたい、二人頑張って応援します」

「リスペクトが伝わってきます」

「感動がよみがえります」

「かっこよすぎます」

「この景色は一生忘れません」

といった声が寄せられた。

 クロアチア戦後には「未熟さを知った大会でもあった」とも振り返った堂安。大きな経験を積んだアタッカーのさらなる成長に期待だ。

(出典:SOCCER DIGEST Web)    


(出典 number.ismcdn.jp)


(出典 assets.goal.com)

ビッククラブ移籍しても控えじゃね、ってW杯前は思ってたけど、今はこの3人なら何だかやってくれそうな気がする…期待大!!

(出典 www.tokyoheadline.com)

海外紙情報続々…堂安ローマ、三笘リバプール、鎌田トッテナム?!…W杯で欧州移籍市場価値が急上昇した”日本代表3人衆”のビッグクラブ移籍の可能性は?


FIFAワールドカップ・カタール大会は、今日9日(日本時間10日)未明からいよいよ準々決勝に突入する。すでに24チームが敗退したなかで、来年1月の移籍市場の目玉として、インパクトを残した選手の名前がヨーロッパのメディアで早くも取り沙汰されている。ベスト16で敗退した日本代表からはグループステージでドイツ、スペイン両代表からゴールを奪い、世界を驚かせる勝利に貢献したMF堂安律(24、フライブルク)にローマ、切れ味鋭いドリブルを武器にジョーカーとして活躍したMF三笘薫(25、ブライトン)にリバプールとビッグクラブが興味を示していると報じられている。

イタリアメディアが「ローマが堂安を標的」と報道

 イタリアサッカー界で突如として「Doan」の名前が報じられるようになった。きっかけとなったのはローマ専用サイトの『ROMAGIALLOROSSA.it』が7日付で報じた一報だった。

 同サイトは「独占」と銘打った記事で、以前から日本人選手の獲得を目指していたローマが、ここにきて日本代表の堂安に興味を示し始めたと報道。記事は「堂安サイドと接触するための扉はすでに開かれていて、今後数日間で交渉が具体化する可能性がある」とも伝えている。

 ローマのオーナーを務めるダン・フリードキン氏は、アメリカでトヨタ自動車の販売代理会社を経営する資産家だ。その縁で今夏からトヨタ自動車がローマのメイングローバルパートナーを務め、先月には来日して名古屋グランパス、横浜F・マリノスと国際親善試合を行っている。

 同サイトはさらに、フリードキン氏の号令のもと、ローマでは中田英寿以来となる日本人選手の獲得が史上命題として掲げられているとも報じている。これまでもMF鎌田大地(26、アイントラハト・フランクフルト)やDF伊藤洋輝(23、シュツットガルト)の名前が取り沙汰された。

 この段階で堂安がターゲットとして、それも獲得したい日本人選手の筆頭候補として報じられた背景は、日本代表の一員として出場していたカタールW杯を抜きには語れない。

 ドイツとのグループステージ初戦、スペインとの同最終戦で決めたゴールはそれだけ大きなインパクトを伴い、堂安の名を知らしめるのに十分な役割を果たした。記事ではローマのパウロ・ピント・ゼネラルマネージャーだけでなく、昨年5月からローマの指揮を執る名将ジョゼ・モウリーニョ監督も堂安に注目していると報じ、その理由を次のように伝えている。

「攻撃面におけるユーティリティー性があり、ローマの中盤によりダイナミズムをもたらす上で、最もふさわしい選手となるかもしれない」

 同サイトの記事を引用する形で、イタリアの移籍専門サイトの『tuttocalciomercato24.com』も「ローマは日本の堂安を標的にしている」と題した記事を掲載。さらにイギリスのサッカー専門メディアの『Football365』は、ここまでのカタールW杯で移籍金の相場がはね上がった11人の選手を発表。そのなかでただ一人日本人選手として堂安を選出している。

 今夏に堂安がオランダの名門PSVから、フライブルクへ完全移籍した際の移籍金は800万ユーロ(約11億5000万円)とされている。その上で同メディアはこう指摘する。
「フライブルクがもしもいま、彼を現金化しようとした場合、おそらく3倍から4倍の価値がつく。彼がW杯で決めた2つのゴールは、それほど素晴らしいものだった」

 スペイン戦での逆転ゴールを導いた“1.88mmアシスト”や切れ味鋭いドリブルなど、ゴール以外のパフォーマンスで大きなインパクトを残した三笘への注目度も増している。
 リバプールに関する最新情報が随時掲載される『Liverpool.com』は「カオル・ミトマがリバプールに見つかる?」と題した記事を掲載。左ウイングに怪我人が続出しているチーム状況を受けて、リバプールが獲得すべき理想的なスター候補として三笘をクローズアップした。


 記事の掲載そのものは4日だったが、その内容は日本が戦ったグループステージの3試合を詳報。ドイツ戦の同点ゴールにつながった左サイドからのカットインや、世界中で注目を集めたスペイン戦での逆転ゴールをアシストしたパスを称賛している。

 同サイトはさらに、三笘の年齢が25歳である点に注目しながら「さらに高いレベルで、スタープレイヤーになるためのすべての特徴を持っている」と指摘。リバプールを率いるユルゲン・クロップ監督のスタイルにも合っていると、ごく近い将来の獲得まで進言した。

 三笘の評価額もW杯開幕後で高騰中だが、それでも昨夏に川崎フロンターレから加入した際の300万ユーロ(約4億3000万円)が1000万ユーロ(約14億3900万円)になったとされる。ビッグクラブにとっては決して高額ではないだけに、ブライトン側は大騒ぎになっている。

 地元サイトの『WE ARE BRIGHTON.COM』は、アルゼンチン代表のMFアレクシス・マク・アリステル(23)やエクアドル代表のMFモイセス・カイセド(21)、そして三笘らが広く知れわたった結果として訪れるかもしれない非常事態を、こんな表現で伝えている。

「ブライトンの選手がかつてないほど市場に出ている。ブライトンのサポーターは、最悪の事態が来年1月に訪れると覚悟する必要があるかもしれない」


 カタールW杯に臨んだ日本代表メンバーで、ヨーロッパのいわゆるビッグクラブに所属しているのは、アーセナルのDF冨安健洋(24)の一人だけだった。大会を通して右太もも裏の怪我に悩まされ、自らにダメ出しをした冨安だが、一度だけプライドをのぞかせた瞬間があった。

 スペインとのグループステージ最終戦の後半23分。1-2とリードを許している劣勢を挽回しようと、スペインが名手ジョルディ・アルバ(33、バルセロナ)を左サイドバックとして投入した直後に、森保一監督(54)も冨安を右ウイングバックとして送り出した。

ぶっつけ本番の位置で、アルバ封じを完遂した試合後に冨安はこう語っている。

「プレミアリーグでプレーしているので、その日常を出せたのかなと思っています」


 日常からいかにハイレベルで、かつ厳しい環境に身を置いているかが伝わってくるコメントだといっていい。こうした経験を持つ選手が冨安一人ではまったく足りないと痛感したからこそ、ごく近い日本の未来へ向けて、鎌田はクロアチア戦後にこんな言葉を残している。

「日本がもっと強豪国になっていくためには、やはりビッグクラブでプレーする選手が数人は必要だと思う。ビッグクラブでプレーしている選手は余裕が違うというか、ピッチの上に立っているだけで空気感が違う。絶対的な自信を漂わせているというか、言葉ではなかなか言い表せないようなものも感じさせる。なので、自分はそういう選手になれるように頑張っていきたい」

 ビッグクラブの一員になり、冨安のようにハイレベルなパフォーマンスを代表へ還元してきたいと鎌田は自身のキャリアを思い描いている。その一方で、来年1月の移籍市場における移籍を、W杯が開幕する前の段階で封印していた。鎌田が明かした理由は単純明快なものだった。

「普通に考えれば、冬に移籍をする必要性やメリットが自分にはない。チャンピオンズリーグもベスト16に残っているので、何か変なことがない限り、フランクフルトに残ります」

 夏場の移籍と異なり、ヨーロッパのシーズンの真っ只中となる冬の移籍は、新天地へ順応する時間をほとんど取れない点で大きなリスクを伴う。選手層の厚いビッグクラブが新天地ならばなおさらで、一部の海外メディアの報道によれば鎌田は契約が満了する来夏のフリー移籍を検討。新天地の候補としてボルシア・ドルトムントや、プレミアリーグのトッテナム・ホットスパーがあがっている。

 ともに今シーズンから堂安はフライブルクで、三笘は期限付き移籍先から復帰したブライトンでプレーしている。フライブルクは2位でW杯による中断期間を迎え、ブライトンではイタリア人のロベルト・デ・ゼルビ監督が就任した9月中旬以降に、三笘の先発機会が急増している。

 ましてや堂安は過去にPSVで「自分らしさを失った」として、PSVでの2年目が幕を開ける2020年9月に、ブンデスリーガ1部の昇格組だったアルミニア・ビーレフェルトへ期限付き移籍。いま現在の心技体の充実ぶりにつなげた成功体験がある。

 いずれの報道も各クラブの地元メディア発のものが多く、現時点では正確性に欠けるものも多いかもしれない。実際にオファーを受け、それが魅力的なビッグクラブからのものだった場合にどのような決断を下すのか。今シーズンの充実ぶりを優先したとしても、継続して移籍市場でマークされる存在にはなるだろう。それが4年に一度開催される、W杯だけが持つ相乗効果となる。

(文責・藤江直人/スポーツライター)

(出典:RONSPO)               


(出典 sakanowa.jp)


(出典 cloudfront-ap-northeast-1.images.arcpublishing.com)

ドイツ戦、スペイン戦と堂安律の同点ゴール!ドイツ戦の試合前「結局、決めるのはオレ!」って豪語してたから、ホントに取った!と鳥肌たった。吉田や長友から継承された魂を胸にリーダーとして4年後の理想のサッカーに期待!!

(出典 sportiva.shueisha.co.jp)

「キャプテン、佑都くんは見ていて…」堂安律24歳が目指す先輩・吉田&長友からの“継承”「2人に共通しているのは“安心感”と“説得力”」


 堂安律にとって、今回のカタールワールドカップは、世界での自分の立ち位置、そして日本というチームの力を知り、多くの学びと経験の場になった。

 堂安は、2021年の東京五輪に出場した「東京五輪世代」である。


2点取っても自分がやってやったぞという感はない

 今大会には、その世代の選手たちが代表チームに入って活躍している。キリアン・エムバペ(フランス代表)を筆頭に、ペドリ(スペイン代表)、リシャルリソン(ブラジル代表)らだ。中でもエムバペは、今大会ですでに5ゴールを挙げ、得点ランキングのトップをひた走る。彼以外にも世界のトップクラスの選手がピッチで躍動し、堂安は間近で、テレビで見てきた。「W杯は夢の舞台」と言い続けてきたが、そのピッチに立った今回、世界のトップに手が届くところに自分がいると思えたのだろうか。

「この大会では、それは感じなかったです。近くに行けば行くほど遠くに感じました。エムバペは、僕と同年代ですけど、すごいですし、コーディ・ガクポ(オランダ代表)も僕がPSVにいた時、ベンチにいた選手だったんですけど、今回、あれほど活躍するとは思っていなかった。だから、2点取っても自分がやってやったぞという感はないですね。むしろ、これから誰よりも努力をしないといけないと思っています」

ドイツ、スペイン戦は理想の戦い方ではなかった

 自己評価が厳しいのは、基準が個人よりもチームのベスト8にあったからだ。目標を達成できなかったことがすべてであり、試合で何点取ろうがあまり意味がないと考えている。

「東京五輪で、二度とああいう思いはしたくないと思いながら努力してきたんですが……。今もクロアチア戦の大舞台で決められなかった未熟さを感じています」

 堂安は、謙虚にそう語った。

 同世代や世界レベルの差を肌で感じる一方で、日本代表のチームの実力、課題も明確に感じられた。特に、痛感したのは、堂安が担った攻撃面だ。ドイツ、スペインには戦術がかみあい、勝利を挙げたが、ボールを保持し、主導権を握って攻撃できたコスタリカ戦では、攻撃が機能せず、無得点。クロアチア戦でも2点目を奪えずに敗れた。

「ドイツ、スペインでやった戦い方は、僕たち選手がやりたいことじゃなかった。勝つ可能性を高めるために採った手段であって、それが理想としているサッカーではないんです。でも、コスタリカやクロアチアといった、ボールを持たせてくれる相手に対して攻撃のアイデアがなかったのは、課題だと思います。僕は強豪国相手にワールドカップという舞台で、90分間ボールを保持して勝ちたいという理想があるので、次の4年間では積み重ねるべきものがたくさんありますね」


堂安の言葉で思い出した12年前の南アフリカW杯

 堂安の言葉に12年前のことを思い出した。

 2010年南アフリカW杯で日本は阿部勇樹をアンカーに置く守備的サッカーでベスト16に進出した。だが、このサッカーでは、ベスト16が限界だと選手は感じ、ザッケローニ監督になった後、本田圭佑、香川真司、岡崎慎司、遠藤保仁らが中心となってポゼッションサッカーで世界と戦うことを目指した。だが、ブラジルW杯ではグループリーグ敗退を喫し、ポゼッションサッカーで世界を驚かすことができなかった。堂安は、クロアチア戦が終わった後、南アフリカW杯からポゼッションに変化し、ブラジルW杯で敗れた話を板倉滉ら数人としたという。

「南アフリカW杯が終わってから本田さんを先頭に理想を追い求めて、ブラジルW杯で敗退したのを経験している選手が話をしてくれましたし、滉とも食事の際に話をしました。僕は、やっぱり理想を求めてW杯で勝ちたい。これまでの大会とはメンバーが違うし、僕たちはそれができるポテンシャルを持っていると思うんで。ただ、この大会での粘り強い守備とか、出来た部分はベースとして持っていなければならない。そのベースを持ちながら理想を追い求めるのがいいかなと思います」 

 その理想を追い求めるためには、各選手が身につけなければならない要素がある。


堂安が重要視する“戦術理解度”

「技術、身体能力を高めるのはもちろんですけど、僕は戦術理解度が大きいと思います。スペインは、それほど能力が高くないですけど、あれだけボールを保持できるのはポジショニングだったり、選手同士の意思疎通だと思うので、それは日本人だと間違いなくできること。次の4年間で個人としてもチームとしても求めていかないといけないところだと思います」

 世界と戦い、自分の立ち位置を知り、日本が今後目指すべきスタイルが見えてきた。それらは堂安がプレイヤーとしての総合的なレベルを押し上げていくために必要な要素になるのだが、今回はもうひとつ成長に欠かせないものがあった。

 それが、吉田麻也、長友佑都ら先輩たちの言動からの学びだ。

 堂安は、今大会、食事などの際は、できるだけキャプテンの吉田や長友らW杯経験者であり、ベテランの選手と一緒に過ごすようにして、彼らから目を離さなかった。


キャプテンや佑都くんみたいな人は、今の若い選手にいない

「キャプテン、佑都くんは、まさにリーダーですよね。人として信頼できますし、そういう人がうしろにいて声をかけてくれる。いろんな状況を想定して動くキャプテンや佑都くんみたいな人は、今の若い選手にいないです。2人に共通しているのは、いるだけで感じられる安心感であり、ロッカールームでの話などの説得力ですね。それがどこから来ているのか分からないですけど、普段の立ち振る舞いとか発言、練習する時の態度を僕は一緒に生活している時に見ているんですけど、そういう細かいところを大事にしているんです」

 吉田も長友もコメント力、語彙力には昔から定評があり、彼らの前には多くのメディアが集まる。プレーでチームを引っ張り、仲間を鼓舞する。とりわけ長友は、北京五輪代表時代からチームの応援団長のような立ち位置でチームを盛り上げ、今大会も金髪から赤髪にして、ベンチではイエローをもらいかねない位置まで前に出て仲間を激励していた。そういう熱さを見て、何も思わない選手はいないだろう。


僕はチームではリーダーにならないといけない

「僕は、キャプテンや佑都くんからたくさんのことを学ばせてもらいました。ただ、彼らも先輩方の背中を見て、ああいう存在になったと思うんです。次は、僕らの東京五輪世代が多いですし、そのメンバーがそういう役目を背負っていかないといけない。僕は、エースになりたいって、ずっと言っていますけど、チームではリーダーにならないといけないと思っていますし、その覚悟を持って今日からやっていきたいと思います」

 クロアチア戦後は、歴史を変えられなければすべてがゼロになるわけではないが、ドイツ戦、スペイン戦の勝利は意味がなくなると語っていた。

 だが、堂安の意識の中にはいろんなものが刷り込まれた。初めてのワールドカップは、自らのサッカー人生において次に繋がるものがたくさん得られたことを考えれば、「新しい景色を見る」ということに等しかったのではないだろうか。

(出典:Number Web)               


(出典 www.tokyoheadline.com)


今の日本代表チームの一体感があれば、行けるぞベスト8!!
応援する側も、心をひとつに熱い応援を!!
そしてみんなで新たな景色を見に行こう!!


(出典 www.waseda.jp)

立役者・堂安律の“熱い言葉”に未出場シュミットが「もっと頑張ろう」と感激…同じ立場の柴崎岳、川島永嗣も思い描く「新たな歴史」


カタールW杯に臨む日本代表。現地取材するスポーツライター飯尾篤史氏による“同時進行ドキュメント”で随時チームの内情・変貌ぶりを追っていく。

 森保ジャパンのなかで最もギラギラ感を前面に出してきた男と言えば、堂安律である。

 だが、カタールの地で劇的ゴールを連発した今、その発言内容が少し変わってきた。これまでの日本代表で、W杯1大会で3ゴールを記録した選手はいない。堂安は記録更新に王手をかけているが、あくまでフォア・ザ・チームを強調する。

「ゴールはうれしいですし、個人的な記録はもちろん超えられればうれしいですけど、今はそれほど考えてなくて。本当に2点取ったことも忘れて、今日からトレーニングしていますし、まずはベスト16の壁を越えたいという思いのほうが強いです」

 スペイン戦から束の間のオフを挟んでトレーニングが再開された12月3日の練習後、ミックスゾーンに姿を現した堂安はそう話した。

「11対11ですけど、僕たちは26対11で戦っている」

 森保一監督は選手たちが先発組とベンチスタート組に分かれたとしても、レギュラーと控えではないと明言しているが、堂安自身も同意する。

「僕たち本人もそれは感じていて。11対11ですけど、僕たちは26対11で戦っているイメージです」

 アタッカーたるもの、ときにはエゴも必要だろう。俺が絶対に決めてやる、というような。そうした強い気持ちがここまでの堂安のキャリアを切り開いてきたはずだが、今はチームのため、という気持ちが原動力になっているようだ。

 それは、舞台がW杯だからなのか、それともこのチームだからなのか。

「いつもはフォア・ザ・チームじゃないみたいじゃないですか」と笑った堂安は、きっぱりとこう言った。
  
「もう、勝ちたい気持ち、それだけなので。これほど勝ちたいと思うことはないですし、この26人プラススタッフで歴史を変えたいという気持ちが本当に強い」

吉田麻也も「律の代表に懸ける姿勢」を感じ取る

 実はドイツ戦で今大会初ゴールを決めるまで、日本代表では3年10カ月もの間、ゴールから遠ざかっていた。その間に右サイドハーフのポジションを伊東純也に譲り、ベンチを温めるゲームも少なくなかった。

「律も代表でなかなかうまくいかない時期もありましたけど、今年に入って代表に懸ける姿勢がちょっと変わってきたなと思っていた」

 キャプテンの吉田麻也が指摘するように、代表から気持ちが離れかけた時期があったのは確かだろう。実際に、アジア最終予選の終盤には代表チームから外れてもいる。

 そんな男が口にした「26人で戦っている」という言葉――。もしかしたら、その境地こそが、W杯でのゴール以上に貴重な財産になるかもしれない。

 さらに堂安は次戦で出場停止となる板倉滉について、こんなふうに語った。

「彼自身が一番悔しいと思うので。落選したメンバーについて聞かれたときも言いましたけど、彼の分まで戦う、みたいなことは簡単には言えない。彼が試合を見たときに誇らしいと思うような試合を全員でやりたいです。彼の力はこれから絶対に必要になってくるので、しっかり休んでもらって次に繋げたいと思います」

「律のおかげなのは間違いないですけどね。でも」

 チーム全員で戦っているのが事実であっても、ピッチに立てる人数には限りがある。

 GKシュミット・ダニエルも出場機会を得られていない選手のひとりだ。

 開幕前はシュミットを守護神に推す声もあったが、現実はそうならなかった。

 堂安の言葉を伝え聞いたシュミットは、ベスト16進出について「律のおかげなのは間違いないですけどね」と笑みを浮かべたあと、こう続けた。
「でも、そういう意識で僕たち、試合に出ていない選手も戦っているし、試合で活躍した選手がそう言ってくれるのは、試合に出ていない選手にとって励みになります。もっと頑張ろうという気にさせてもらいました」

 4度目のW杯となる39歳のGK川島永嗣も、今大会のピッチには立っていない。

 森保監督が選手時代に体験した93年10月の“ドーハの悲劇”――あと数秒のところでW杯初出場を逃した――をリアルタイムで見た選手は、今回の代表チームでは、川島だけになってしまった。

「僕は小さいながらにあのときの記憶が残っていて、ずっとサッカーをやってきた。今回こういう形で、まだ続きがありますけど、日本のサッカーの歴史を刻めているのが自分としてはすごく嬉しいです」

“ロストフの悲劇”を知る川島だからこそ

 川島自身は18年ロシアW杯の“ロストフの悲劇”――2-0とリードしながらベルギーに逆転負けを喫した――の経験者である。あの日のことは一生忘れることはないという一方で、過去にとらわれる必要もないという。           
「18年の経験者にとっては歴史を塗り替えるチャンスだと思うし、若い選手たちからすれば、これまで日本サッカーが成し遂げられなかったことを達成するチャンスだと思う。そういった意味で、思いは違ってもいいと思います」

 スペイン戦の前に川島はチームメイトに熱い言葉を投げかけたようだ。クロアチア戦の前にも発言の機会が与えられたなら、どんな言葉を伝えるつもりか。そう問われると、川島は「ここで言うわけないでしょう」と苦笑した。

 クロアチアとの決戦前、最年長の川島は最高のチームメイトたちにどんな言葉を投げかけるのだろうか。

森保ジャパンを支え続けた柴崎が今感じていること

 ロシアW杯でベスト16進出の立役者となりながら、ここまで出場機会を得られていない男もいる。

「森保ジャパンが発足したときから、ベスト8を思い描いて4年間やってきて、ついにその挑戦権というか、歴史を作る場を自分たちで勝ち取ったなという思いでいます」

 チーム発足から3年間、森保ジャパンの中盤の底には、いつも柴崎岳の姿があった。

 流れが大きく変わるのは、21年10月のアジア最終予選、敵地でのサウジアラビア戦だった。柴崎のパスミスから失点して手痛い2敗目を喫すると、続くオーストラリア戦以降、スタメンから外れる試合が増えた。

 W杯出場が決まったあと、柴崎は「達成感より安堵感のほうが大きい」と吐露したが、理想は自身がピッチに立って、勝利に貢献することのはずだ。もどかしさや悔しさを押し殺し、自らに言い聞かせるように戦ってきたのだろうか。

 今夏に話を聞く機会があったが、柴崎はこんなふうに振り返っていた。

「個人的に満足できない状況になっても、それをどうにかしようという気持ちはまったくなかった。日本代表が勝利して、W杯の出場権を獲得するということだけにフォーカスしていたので。自分が出ても出なくても、勝利することが一番大事だと捉えていた。そこへの迷いや葛藤は全然なかったですね」

 つまり、ラウンド16を前に「自分たちで勝ち取った」という発言は、W杯が開幕して1分たりともピッチに立つ機会を得られていなくても、当事者として、チームの一員として、ベスト8進出に邁進していることを意味する。

「僕としては、自分にとってプラスだと思うことを」

 柴崎の思いに触れながらコメントに耳を傾けていると、「歴代の代表には出番がなくてもサポートの役割を担う選手がいた。柴崎選手が今やっていることはチームにプラスになっているのでは?」という質問が飛んだ。柴崎の答えはこうだ。

「そういう風にポジティブに想像してもらえると非常に助かるんですけど、実際はそんなにいいものではなくて。周りの人が自分のやっていることをどう見るかは自由ですけど、僕としては、チームにとってプラスだったり、自分にとってプラスだと思うことをやりたい。歴代の先輩方の姿は見てきましたけど、あくまで自分のパーソナリティの中でできることをしっかりやろうと」

 それこそがベテラン選手の振る舞いだと讃えるのは簡単だが、そのように振る舞えるベテランばかりではない。柴崎の人間性によるものであり、こういう選手にチームが支えられているのは間違いない。

 選手それぞれの思いを結集させて、森保ジャパンはベスト8への扉を開こうとしている。


(出典:Number Web)


(出典 www.jiji.com)


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