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高校サッカー


(出典 number.ismcdn.jp)

大迫塁と福田師王…神村学園の“超高校級コンビ”が過ごした濃密な6年「また一緒にやりたければ代表に入ればいい」〈選手権Vならず〉


 高校最後の選手権は、ベスト4で幕を閉じた。

 今大会No.1のストライカーであり、卒業後はブンデスリーガの名門・ボルシアMGへの加入が決まっているFW福田師王。そして、精度の高い両足のキックと視野の広さで世代屈指のゲームメーカーであるJ1セレッソ大阪内定のMF大迫塁。2人は神村学園中等部時代から6年にわたって強烈なホットラインとして築き上げてきた。

 有村圭一郎監督が「(高校進学時は)多くのJクラブユースが2人を狙っていたから気が気じゃなかった」と振り返るほどの才能は高校サッカーでさらに磨きがかかり、Jクラブ、そして海外クラブの目利きたちの間で早くから争奪戦が繰り広げられた。

脅威となった福田と大迫の連係

 そんな最注目コンビは、選手権の舞台でも前評判通りの実力を遺憾なく発揮していく。

 初戦の山梨学院戦では、0-1で迎えた36分に大迫のインターセプトからのクロスを福田が中央で受けて反転。相手に引っ掛かったボールをMF笠置潤(3年)が押し込んで同点ゴールをもたらすと、直後の38分には大迫の縦パスを受けた福田が鋭い反転から一気にゴール前までドリブルで運び、左足の一撃で逆転ゴールを決めた。

 前回王者の青森山田と対戦した準々決勝でも、大迫の自陣からのロングフィードを福田が高い打点のヘッドでFW西丸道人(みんと/2年)に正確に落として同点弾を演出。60分には自陣で大迫が抜群のキープ力を発揮して青森山田の猛攻を掻い潜る縦パスを送り込むと、そこから神村学園のカウンターが発動。最後は西丸のシュートがDFに当たったこぼれに福田が反応して決勝弾を突き刺した。

 こうして迎えた準決勝、岡山学芸館戦。乱打戦となったこの試合でも、2人の存在感が光った。

 開始早々に先制を許した神村学園だったが、笠置のインターセプトのこぼれに反応した大迫がワンタッチでターンして、福田にクサビのパス。福田からダイレクトの落としを受けた1年生MF金城蓮央がペナルティーエリア外からシュートを放つと、GKが弾いた瞬間、誰よりも先に動き出した福田が反応し、こぼれ球を右アウトサイドで同点弾を流し込んだ。すると今度は、大迫の左足が魅せる。1-1の同点で迎えた59分、右FKを相手の壁にあたりながらも、直接ゴールに叩き込んで逆転に成功した。

 その直後、一瞬の隙をつかれて同点に追いつかれるも、69分には右CKから大迫の正確な左足のキックが中央のDF中江小次郎の頭にドンピシャリ。強烈ヘッドが突き刺さって3-2。決勝進出が見えてきたかと思われた束の間、またしても岡山学芸館のFW岡本温叶(はると/3年)にスーパーゴールを決められ再び同点に。シーソーゲームはPK戦までもつれこんだ。

 後攻・神村学園は1人目を務めた大迫が成功したものの、2人目の西丸がポストに当ててしまうと、続く3人目のキッカーを務めた福田が岡山学芸館GK平塚仁(2年)にセーブされて万事休す。

 2006年度大会以来のベスト4進出を果たした神村学園だったが、高校年代屈指のタレントを揃えながらも、サッカー部史上初の決勝進出という歴史を塗り替えることができなかった。

「塁がいなかったら僕はサッカーに対して本気になっていなかったかもしれない」

 昨年、大迫について福田に聞くとこう語った。今でこそ「高卒→ドイツ行き」という肩書きが目立ったことで注目を浴びる存在になった福田だが、中学途中までは大迫の影に隠れる存在だった。

 大迫は中2時にU-14エリートプログラムに選ばれ、中3でU-15日本代表、高1でU-16日本代表の主軸として活躍し、常に世代を牽引する選手だった。福田も中3の2月にU-17日本代表に追加招集されて初の年代別代表を経験したが、大迫は常に先を行く存在だった。

「塁のような選手がプロに行くのであって、自分がプロに進みたいなんて考えたこともありませんでした。特に中学2年の頃は怪我も多くて、『自分にはプロは無理だから、サッカーを楽しもう』と思っていました」

 だが、福田の心境はだんだんと変化していく。


「塁と肩を並べる存在になりたい」

「自分が点を取ったら、みんなが笑顔になるし、何より塁がすごく喜んでくれる。それが嬉しかったし、一番上手いはずの塁が努力を重ねている姿を見て、『俺はこんな軽い気持ちでサッカーをしていていいのか』と思うようになった」

 大迫が代表活動から帰ってくる度に、精神的にも技術的にも成長している姿を見せつけられた。そして仲間を大切にしながら、真剣にサッカーに打ち込む大迫を目の当たりにしたことで、いつしか「塁と肩を並べる存在になりたい」という思いが強くなっていった。

 さらに大迫を視察に訪れた関係者が多くいたことも福田のモチベーションを上げる要因となったことで、中3の頃には「プロを目指すことを決めました」と口にするようになった。

 一方、福田の急成長ぶりに“脅威”を感じていたのが大迫だった。

「どんどん成長しているのが分かったし、師王のおかげで勝つ試合が増えた。『大迫はすごいと周りから言われるけど、俺ってどこがすごいのか。師王の方がすごいんじゃないか』と思うようになりました」

 ストライカーとして成長を続ける相棒の存在は頼もしい。しかし、心の奥底には強烈な危機感を湧き上がっていた。それが一気に表面化をしたのが高校2年、2021年5月のことだった。

 福田がU-18日本代表候補に飛び級で選出されたのである。大迫はその翌月のU-17日本代表候補のキャンプに選出。つまり、ポジションの違いはあるものの、立場が逆転した。

「完全に師王に抜かされてしまった。認めたくはなかったけど、はっきりと目に見える形で出て、認めないといけないと思った」(大迫)

 危機感が最高潮に達した大迫は「何かを変えないとその差は広がってしまう」とすぐに行動した。

「自分には師王のようなゴールを決め切るという“怖さ”がない。ボールを散らしたり、繋ぐのではなく、どんどん前に行ってシュートを打っていかないと怖い選手になることができない」

 そう考えた大迫は、有村監督に「僕をトップ下にしてください。点が取りたいです」とボランチからのコンバートを直訴。福田の動きを参考にしながら、前に出るタイミング、ボールの受け方を学び、全体練習後にはシュート練習に打ち込んだ。


ゴール数を競い合うようになった2人

 そんな懸命な大迫の姿に今度は、福田が再び刺激を受ける。大迫のパスを合わせることはもちろんだが、ストライカーである以上、大迫にゴール数を上回られたら面目が立たない。

 プレーの幅を広げようとする大迫と、決定力に磨きをかける福田。ここから2人は“ゴール数”を競い合うようになった。

「塁を抜かしたなんて一度も思ったことがない。塁は上手いだけじゃなくて日々の努力がすごい。シュート練習も本当に手を抜かないし、いつも真剣にやっている。それを見て自分が手を抜くなんてことは絶対にできない。僕にとって塁はいつまでもピッチ内外全てにおいて目指すべき存在なんです」(福田)

 切磋琢磨した時間は、大迫がボランチに戻った高校3年のシーズンで相乗効果を生んだ。福田は、精度を増した大迫のミドルパスやクロスに対しての入り方や受け方を工夫するようになり、大迫は常に複数のマークに合う福田のために一瞬のスペースを逃さない絶好のタイミングで正確なパスを送り込むことを徹底した。

 磨かれた2人のコンビネーションは輝き、選手権では多くの観客を魅了するまでに成長した。その手応えを誰よりも2人がわかっていたからこそ、最後まで戦いたかった。

「塁は見ているところが人と違いますし、これはセンスだと思います。だから僕がマークを受けていたり、囲まれていても動けば必ずボールが来る。今日の負けはそれを決めきれない自分のせいです」

 準決勝後のミックスゾーン、福田は大迫からフィードやパスを受けながらも、1点しか決められなかったことを悔やんだ。一方の大迫は「1本ループパスで出したシーンは決めて欲しかったです」ときちんと注文を付ける“らしさ”を覗かせた一方で、「僕らは苦しい時もあったけど、2人で乗り越えてきた6年間だったと思います。感謝しかないです」と素直な気持ちを述べた。


「また一緒にやりたければ代表に入ればいい」

 高校最後の試合を終え、改めて2人にお互いの存在について聞いてみた。

 福田は言う。

「塁は神です。僕が評価されてきたのも彼のパスがあってこそなので、本当に感謝しています」

 大迫は言う。

「2人で飯食いに行った時とか、点を取った時とか、どんな試合でもどんな日でも思い出は心に残るものだった。僕ら2人はこれから日本サッカーを引っ張っていかないといけない存在だと思っているので、自信を持ってやっていきたいです。僕にとって師王はいつまでもエースストライカーです」

 6年間コンビを組んだ2人は、これから別々の道に進む。そもそも、違う道に進むことは望んでいたことだった。

「2人のコンビネーションでやれることは立証済みなので、1人で何ができるかを試したいんです。また一緒にやりたければ代表に入ればいいだけの話なので」(大迫)

 次は日本代表のユニフォームを着て会おう――そう誓い合った2人は、これからどんな成長曲線を見せてくれるのだろうか。日の丸を背負って海外の強豪国と対戦する時、またお互いの存在について聞いてみようと思う。2人の物語は、新しい章に突入した。

(出典:Number Web)   


(出典 news.biglobe.ne.jp)

大迫塁と福田師王の超高校級コンビ!卒業後は別々の道へ…というこの記事を読んで、漫画「オフサイド」の薬丸と佐藤というキャラクターを思い出した。「次は日本代表のユニフォームを着て」というところも一緒。それぞれの道で成長した2人が再び一緒に戦う姿を代表で観れることを期待したい。

【高校サッカー】岡山学芸館“十八番”PK戦制し初決勝「PKは運じゃない。練習だ」徹底練習実る


全国高校サッカー選手権岡山学芸館3(PK4-1)3神村学園>◇準決勝◇7日◇国立競技場

 岡山学芸館(岡山)が神村学園(鹿児島)との3-3の打ち合いの末、PK戦を制した。

 3回戦の国学院久我山(東京A)戦を含め、計9回のPKをすべて成功。昨年11月のW杯カタール大会でも話題となったPKを徹底した練習で“十八番”にした。東山(京都)も1-1からPK戦の末4-2で前回準優勝の大津(熊本)を破った。決勝は、ともに初優勝を目指す両校が9日午後2時5分から同競技場で対戦する。

 PK戦の重要な1人目を務めるMF岡本が、ど真ん中に決めた。「コース、変えた方がいいですかね」。直前、平清孝ゼネラルアドバイザー(GA)とやりとりしていた。3回戦の国学院久我山戦では左へ蹴っている。「変えてもいい。思い切り蹴り込んでこい」。そう声をかけられ、自信に満ちた真ん中の選択だった。「(PKを)外したことはないし、GKとの駆け引きの中でいける自信があった」と胸を張った。

 67歳の平GAは東海大五(現東海大福岡)で45年間指導し、90年度大会で3位の実績を持つ。高校サッカーを熟知する名伯楽は「PKは運じゃない。練習だ」と語る。監督時代、高校選手権で3度、PK戦で敗れた。決勝まで延長戦のない同大会は、PK戦も大きなカギを握る。「100%決められるコースを持てるようにならないと」。22年4月にGAに招いたチームは試合前日を除き、ほぼ毎日、練習後にPKの紅白戦などを取り入れて蹴り込んできた。

 PK戦を特技にした精鋭の中で1人目を務める岡本が、決勝進出のかかった大事な場面で真ん中を選択。その強心臓ぶりに引っ張られるように、2人目からの3選手は立て続けにリスクの高い左上隅を射抜いた。3回戦も同じキッカー、順番で全員が同じ左へ成功し、この日はさらに難しい左上へ蹴ってGKにチャンスを与えなかった。守ってはGK平塚がボルシアMG内定の神村学園FW福田をストップ。超高校級を要する相手を破った。

 昨年11月のFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会でも、日本代表がクロアチア代表に敗れたことなどで話題になったPK戦。高原監督は「運とも言われるが、積み上げてきたものも少しは出る」と謙虚な言葉に力を込めた。目標としてきた国立でのプレーをかなえ、そして勝った。守護神の平塚は「必ず優勝する」。岡山県勢初の悲願まで、あと1勝だ。【岡崎悠利】

(出典:日刊スポーツ) 


(出典 i.daily.jp)

「神コースばかり」決勝進出の岡山学芸館、圧巻のPKショットに脚光!「ありゃ触れないわー」【選手権】


PK戦では4人全員が成功

 激闘を制し、ファイナルに駒を進めた。

 1月7日に行なわれた高校サッカー選手権の準決勝で、岡山学芸館神村学園と対戦。90分間を戦い3-3で決着がつかず、勝負はPK戦にもつれ込む。

 結果は4-1で岡山学芸館が勝利。2人が失敗した神村学園に対し、岡山学芸館はキッカーの4人が全員成功。1人目の岡本温叶はど真ん中、続く木村匡吾、山田蒼、井上斗嵩はいずれもゴール左上という難しいコースに、豪快に蹴り込んだ。

 質の高いPKにSNS上でも注目。「PK技術すげぇな」「神コースばかり」「うますぎる」「ゴール左上決めまくってたね」「ありゃ触れないわー」「すごって思った」といった声が上がった。

(出典:SOCCER DIGEST Web)     

【動画】神村学園 vs 岡山学芸館 PK戦

(Youtube)

全員がすごいコースに決めた。2人目からは3人連続で左上。少しズレれば外すコースへ蹴れる技術と自信。あのコースに蹴れればキーパー止められないよな。


■関連リンク


(出典 static.sanyonews.jp)

「マジでメッシなのよね」初の決勝進出!岡山学芸館MF岡本温叶のゴラッソにファン興奮!「大会ベストゴールって言ってもいい」【選手権】


後半28分に左足で同点弾を決める

[高校選手権準決勝] 岡山学芸館3(4PK1)3神村学園/1月7日(土)/国立競技場
 1月7日に国立競技場で行なわれた高校サッカー選手権の準決勝で、岡山学芸館(岡山)は神村学園(鹿児島)と対戦し、PK戦の末に勝利。激闘を制して初の決勝進出を果たした一戦で、MF岡本温叶が決めた同点弾に注目が集まっている。
 2-3で迎えた後半28分、岡本はペナルティエリア内でFW今井拓人からパスを受けると、トラップの際に大きく浮いたボールを制御。ペナルティエリアの外に出ると、躊躇なく左足を振り抜く。見事にコントロールされたボールは、ゴール左隅に吸い込まれた。

 ハイレベルな同点弾に、日本テレビ系列で解説をしていた元日本代表FWの大久保嘉人氏は「素晴らしいシュート。なかなか打てない」と称賛した。

 また、このゴールシーンを高校サッカー日テレ公式のツイッターが公開すると、ファン・サポーターからは「大会ベストゴールって言ってもいいくらいすごい」「スーパーゴールすぎる」「わお!すごい!」「このゴール興奮した」「これは鳥肌モンだった」「マジでメッシなのよね」「まじレベチすぎる」などの声が上がった。

 岡山学芸館は、9日に初の日本一をかけて、東山(京都)対大津(熊本)の勝者と国立で激突する。

(出典:SOCCER DIGEST Web)
 (出典  @ntv_hss) 

ファーストタッチで、もたついた感あったから入らないかと思ったら、持ち直してまさかの超ゴラッソ!まさにメッシみたいなゴールだなと思って観てた!
しかも利き足は右みたいですね。PK戦右で蹴ってたから驚き!


(出典 www.nikkansports.com)

東山が選手権初制覇に王手! 先制されるも松橋啓太が同点弾…前回準V・大津とのPK戦を制して初の決勝進出


[1.7 選手権準決勝 東山 1-1(PK4-2)大津 国立]

 第101回全国高校サッカー選手権は7日、国立競技場で準決勝を行った。第2試合では東山高(京都)と大津高(熊本)が対戦。1-1のPK戦の末、東山が4-2で勝利。京都勢では2012年度に京都橘高が鵬翔高に敗れて以来、10年ぶりの決勝進出となる。9日の決勝では岡山学芸館高との初優勝を懸けた対戦となる。

 最高成績8強の壁を突破した東山は、メンバー変わらず4-4-2の布陣。GK佐藤瑞起(3年)、4バックは左からDF仲里勇真(3年)、DF志津正剛(2年)、DF新谷陸斗(3年)、DF石井亜錬(3年)。ボランチ2枚はMF真田蓮司(3年)とMF松橋啓太(3年)。左サイドはMF清水楓之介(3年)、右サイドはMF阪田澪哉(3年/C大阪内定)。2トップはFW北村圭司朗(3年)とFW豊嶋蓮央(3年)となった。

 前回大会準優勝の大津は再び国立に帰還し、2年連続の決勝を目指す。4-4-2の布陣でU-17日本代表GK西星哉(3年)、4バックは左からDF田辺幸久(2年)、U-17日本代表MF碇明日麻(2年)、DF野田翔升(3年)、DF坂本翼(3年)。ボランチ2枚はMF井伊虎太郎(3年)と出場停止から復帰したMF浅野力愛(3年)。左サイドがMF香山太良(3年)、右サイドがU-17日本高校選抜MF田原瑠衣(3年)。2トップはFW山下基成(3年)とU-19日本代表候補FW小林俊瑛(3年)が入った。

 序盤は拮抗しながらも、互いに敵陣まで迫る。大津は前半28分、田原のパスをPA右で受けた小林が右足シュート。だが、GK佐藤の正面に収まった。一方、東山は同31分、右サイドの北村からスルーパス。反応した阪田がPA右から右足シュートを打つが、こちらもGK西に阻まれた。34分には阪田がPA左の深い位置からクロス。ファーサイドの豊嶋のヘディングはゴール枠外にわずかに逸れた。

 前半39分、大津が均衡を破る。左サイドを香山がドリブルで運び、前線から降りてきた小林と綺麗なワンツーのやりとり。再び香山がPA左付近まで突破し、グラウンダーのクロスを上げる。ファーサイドに詰めた井伊がワンタッチで沈め、今大会初ゴールで先制点を挙げた。

 後半17分、東山は清水からMF上田幸輝(3年)を投入。そして直後に試合が動く。豊嶋の突破から得た右CKを仲里が左足で蹴り込む。相手選手に当たってファーサイドに流れると、待ち構えるのは松橋。冷静なトラップから右足シュートを放ち、1-1の同点ゴールを決めた。

 試合は振り出しに戻り、大津は後半23分に3枚替え。田原、香山、井伊を下げ、MF岩崎大翔(3年)、MF中馬颯太(3年)、MF坂本龍之介(3年)を出場させる。直後に決定機が2連発。浅野の右CKをニアサイドの小林が頭で合わせるが、GK佐藤の正面。直後にはパスワークからのフィニッシュを岩崎が打つが、ゴール上に外れた。
 後半38分、東山が右CKからチャンスを作れば、大津も防ぎ切ってロングカウンター。坂本のパスから岩崎が敵陣付近でシュートを放つも、GK佐藤にはじかれる。東山は同40分、左サイドからロングスローを飛ばし、こぼれたところを真田が左足シュート。だが、惜しくもクロスバーを叩いた。

 90分間では決着つかず、試合は両者ともに2試合連続となるPK戦へ。東山はGK佐藤が先攻・大津の2人目と4人目をストップ。4-2でPK戦を制して初の決勝に駒を進めた。

(出典:ゲキサカ)             

■動画リンク 東山 vs 大津 ダイジェスト動画


準決勝2戦目も白熱した戦い!先制されるも追いつき、PK戦の末、東山が決勝戦へ。


(出典 portal.st-img.jp)

壮絶3-3!PK戦制した岡山学芸館が初の決勝進出!神村学園は福田、大迫ゴールも準決勝敗退に

[1.7 全国高校選手権準決勝 神村学園高 3-3(PK1-4)岡山学芸館高 国立]

 岡山学芸館が初の決勝進出! 第101回全国高校サッカー選手権は7日、東京・国立競技場で準決勝を行い、第1試合でともに初の決勝進出を狙う神村学園高(鹿児島)と岡山学芸館高(岡山)が激突。3-3で突入したPK戦の末、岡山学芸館が4-1で勝ち、同校初、岡山県勢にとって16年ぶりの決勝進出を決めた。

 神村学園は準々決勝で前回大会優勝校の青森山田高(青森)に逆転勝ちし、16年ぶりの4強入り。先発はGK広川豪琉(3年)、右SB有馬康汰(2年)、CB大川翔(3年)、CB中江小次郎(3年)、左SB吉永夢希(2年、U-16日本代表)。中盤は笠置潤(3年)がアンカー気味に構え、そのやや前方にC大阪内定MF大迫塁主将(3年、日本高校選抜)が位置。右SH積歩門(3年)、左SH金城蓮央(1年)、2トップは西丸道人(2年)とドイツ・ボルシアMG内定FW福田師王(3年、U-19日本代表候補)がコンビを組んだ。

 一方の岡山学芸館は、3回戦でプレミアリーグ勢の履正社高(大阪)を破るなど初の8強、そして4強進出。初となる国立準決勝の先発はGK平塚仁(2年)、右SB福井槙(3年)、CB田口大慎(3年)、CB井上斗嵩主将(3年)、左SB中尾誉(3年)、中盤は木村匡吾(3年、U-17日本高校選抜候補)と山田蒼(3年)のダブルボランチ、右SH岡本温叶(3年)、左SH田邉望(2年)、トップ下が田口裕真(2年)、1トップを今井拓人(3年)が務めた。

 前半2分、神村学園は大迫の左CKからフリーの中江が決定的なヘッドを放つが左外。逆に岡山学芸館は5分、右サイドから仕掛けた今井が左足シュートでCKを獲得する。左CKの流れから左サイドに残っていた岡本がグラウンダーのラストパス。これに反応した田口裕が左足シュートをねじ込み、リードを奪った。

 先制して流れに乗った岡山学芸館の良いリズムが続く前半に。ボールは神村学園に保持されていたものの、木村と山田のダブルボランチの奪い返しで健闘し、中尾と福井の両SBが穴を作らずに守り続ける。

 神村学園は最前線の福田がロングボールを3度4度と胸トラップでボールを収めて攻撃の起点に。ここから相手を押し込み、金城や積がシュート。GK平塚の好守などで守った岡山学芸館も押し返し、コンビネーションから田口裕がチャンスを迎える。

 38分、神村学園が同点に追いつく。幾度もボール奪取を見せていた笠置が再びインターセプト。大迫が素早く福田につけると、落としを受けた金城が右足を振り抜く。GKの弾いたボールを福田が右足で押し込んだ。

福田は得点ランキング首位に並ぶ3得点目。神村学園は直後に積と金城を右SH高橋修斗(2年)、左SH名和田我空(1年、U-16日本代表)と入れ替える。42分には名和田の右足ミドルがクロスバーを叩いた。

 後半、神村学園がボールを保持するが、岡山学芸館は井上を中心に弾き返して速攻へ。神村学園は7分、大迫の左足クロスが福田に通るが、福田の右足シュートはわずかに右へ外れた。それでも、名和田の投入でボールがより動くようになった神村学園が注目レフティーの選手権初ゴールで逆転に成功する。

 後半14分、神村学園は高橋が右中間でFKを獲得。これを大迫が左足で狙うと、DFをかすめたボールはゴールネットに吸い込まれた。だが、岡山学芸館はすぐ同点に追いつく。17分、連続攻撃から山田が左のポケットを突いてマイナスのラストパス。これを受けた今井がターンからの右足シュートを決めて2-2とした。


 意地と意地の撃ち合い。神村学園は24分、大迫の右CKを中江が頭で合わせて勝ち越し。だが、岡山学芸館は25分に田邉とMF木下瑠己(2年)を入れ替えると27分、速攻から左サイドを田口裕と今井のコンビで打開する。逆サイドから走り込んだ岡本へのラストパスはわずかにズレたが、持ち直した岡本が左足一閃。鮮やかな左足シュートがゴールを左隅に決まり、3-3となった。

 流れは岡山学芸館。だが、39分に高橋とMF下川温大(2年)を入れ替えた神村学園も譲らない。岡山学芸館も決定打を打たせずに90分間を終了。決着はPK戦に委ねられた。先攻・神村学園2人目・西丸のシュートがポスト。さらに3人目・福田のシュートを岡山学芸館GK平塚がストップする。最後は岡山学芸館の4人目、井上が決めて4-1。岡山学芸館が初の決勝進出を決めた。


(取材・文 吉田太郎)
(出典:ゲキサカ)               


(出典 img.topics.smt.news.goo.ne.jp)

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■動画リンク 神村学園 vs 岡山学芸館 ダイジェスト動画


3-3の壮絶な打ち合い!おもしろかった!岡山学芸館PK上手すぎる!
福田師王、大迫塁を決勝でも見たかったけど、岡山学芸館の勢い止まらず敗退!

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