2023年01月


(出典 takoman12tabearuki.up.seesaa.net)

高校サッカー選手権は日本に不可欠 観衆5万人の決勝に海外衝撃、Jユース凌ぐ成功とは


連載「世界で“差を生む”サッカー育成論」:日本が誇る唯一無二のユース年代の大会

 スペインサッカーに精通し、数々のトップアスリートの生き様を描いてきたスポーツライターの小宮良之氏が、「育成論」をテーマにしたコラムを「THE ANSWER」に寄稿。世界で“差を生む”サッカー選手は、どんな指導環境や文化的背景から生まれてくるのか。今回は日本サッカーの年末年始の風物詩となっている全国高校サッカー選手権がテーマ。近年はJリーグクラブのユースに好素材が集まる傾向が強いものの、“センシュケン”の人気は依然として高く、高体連のチームを経由してプロで成長し、日本代表まで上りつめるタレントも多い。世界的に見て稀有な育成システムの現状について考察する。

 ◇ ◇ ◇

 今年の全国高校サッカー選手権は、岡山県の岡山学芸館高校の優勝で幕を閉じた。岡山県史上初の優勝だった。倉敷市にあるアカデミー出身者が多く、地元での根を張った指導がもたらした最高の殊勲と言える。

 高体連(正式には全国高等学校体育連盟、高校の競技会に出場するための部活動)出身のプロサッカー選手は20年前と比較した場合、確実に減っている。地域のトップ選手を、地元のクラブチームのユースに引っ張られるのがあるのだろう。ただ二番手、三番手と言われる子供たちであっても、指導者が工夫を凝らすことで、まだまだ重要な“供給源”になっている。

 高体連の現状と未来とは?

「センシュケン」

 それは、世界に日本だけが誇る唯一無二の大会と言える。今年の決勝戦は、5万人以上の観客を集めた。

「こんなことがあるのか!?」

 欧州の指導者たちが、全国高校選手権の試合を見て一様に驚く。数万人の観衆が熱視線を送るなかでユース年代の少年たちがプレーするなど、「あり得ない」ことだからだ。

 欧州では、最高峰のUEFAチャンピオンズリーグの前座的にUEFAユースリーグが開催されているが、将来有望な選手が出場するものの、今シーズンの1試合平均観客動員数は700人に満たず(2023年1月現在)、過去5シーズンでも平均は1000人以下である。また、代表レベルでも欧州選手権(EURO)のユース年代にあたるU-21欧州選手権が開催されているが、プレーレベルは高いものの、こちらも観客は数百人というのがしばしばだ。

 日本スポーツ界の冬の風物詩の一つになっている「センシュケン」は、これらの大会を動員力で軽く凌駕している。

カタールW杯ではJユースと高体連出身者が13人ずつ

 入場者数だけではない。毎日のように地上波で放送され、その日のスポーツニュースでは結果がカバーされる。新聞、雑誌、ウェブのスポーツ記事でも、関心は高い。

「理想的。羨ましい」
          
 隣国の中国や韓国のサッカーファンの間でも、「センシュケン」は大いに話題になっているという。高体連の頂点の一つである大会は、日本サッカーの財産だ。

 合理性で言えば、クラブユースでの育成が主流になるのは自然の流れだろう。プロのトップチームと連携し、一貫した指導を施すことができる。事実、ヨーロッパや南米では、それが通例だ。

 日本でも、今やクラブユースが主流にはなってきている。

 2010年の南アフリカ・ワールドカップ(W杯)までは大半が高体連出身者で、クラブユース出身は4、5人程度だった。しかし14年ブラジルW杯から人数は拮抗し、今回のカタールW杯でクラブユースが13人、高体連が13人と初めて並んだ。クラブユース隆盛は一つの流れと言える。

 レアル・ソシエダの久保建英のように、海外のクラブユースも、Jリーグのクラブユースも経験し、プロとして活躍する選手も出てきた。今後はレアル・マドリードのセカンドチームであるカスティージャまで昇格した中井卓大のようなケースも増えてくるかもしれない。
      
 しかし受け継いできた「センシュケン」の土壌は、まだまだ健在だ。

 その夢と浪漫のおかげで、全国隅々まで育成の網を張る役割ができた。小中学生のアカデミーで育った子供たちの受け皿となって、成長する機会を供給。身体的に未熟でクラブユースに届かなくても、高体連で競技を続けることで、チャンスをつかめるケースも少なくない。実際、クラブユースに昇格できなかった本田圭佑(星稜高出身)や鎌田大地(東山高出身)は、高体連から這い上がってきた。

 高校生たちが夢を見られる「センシュケン」があるのは、巨大なモチベーションだ。

「それでも、高体連とクラブユースの差はこれから広がる」

 そうした冷めた意見もある。

 繰り返すが、クラブユースはプロを意識した指導や肉体的、精神的なコンディショニングができる。また、トップチームとの交流もできることから、成長する条件が揃っている。同じように優れた素材の選手がいることで競争力も高いし、力の劣った選手、ポジションがないことでストレスもない。


日本代表ストライカー輩出に見る高体連の価値

 しかしクラブユースが失敗している部分で、高体連が明らかな成功を収めているものがある。

 カタールW杯、高体連は初めて代表選手数でクラブユースと並んだが、FW登録の4人はすべて高体連出身だった。浅野拓磨は四日市中央工、前田大然は山梨学院大学附属、上田綺世は鹿島学園、町野修斗は履正社。惜しくも代表から外れたFWを見渡しても、大迫勇也は鹿児島城西、古橋亨梧は興国、西村拓真は富山一、林大地は履正社、鈴木武蔵は桐生一と高体連組が並ぶ。

 ここに高体連の価値が見える。

「ストライカーは育てられない」

 それが通説だが、高体連ではストライカーが生まれ育っているのだ。

 高体連はあくまで教育の場であって、クラブユースのようにすべて一貫した合理的な仕組みを作ることはできない。同じレベルの技術の選手をすべてのポジションでは揃えられず、お互いが助け合う必要もある。不条理や理不尽なことを乗り越えなければならない。

 そのなかで個性が強い選手が出るわけだが、ストライカーは最たるポジションだろう。

 今回の選手権で得点王になった神村学園のFW福田師王も、卒業後はドイツのボルシアMGのセカンドチームに入団することが決まっている。思うようにパスをつなぐことができなくても、自分の一撃でチームを勝たせる。その使命を3年間背負うことで、ストライカーとして覚醒できる。合理性で片付けられない世界が、彼らのアドバンテージだ。

 やはり、「センシュケン」は日本サッカーに欠かせない。

小宮 良之 / Yoshiyuki Komiya
(出典:THE ANSWER)


(出典 www.nikkansports.com)

19 名無しさん@恐縮です :2023/01/27(金) 20:46:38.05ID:c6slYSh+0
高校年代で五万人以上集められるのは高校サッカーだけだろ
これはかなり凄いことだな

68 名無しさん@恐縮です :2023/01/27(金) 21:44:56.70ID:jzn9gu3B0
高校サッカーには観ていて青春があるから魅力的なんだよこれからみんな未来を夢見て羽ばたくという年代でそれが特化されるのが高校スポーツの良さ

81 名無しさん@恐縮です :2023/01/27(金) 22:06:32.84ID:D5r2TIn60
他国からみたら羨ましがられる文化よなこれ

37 名無しさん@恐縮です :2023/01/27(金) 21:03:21.51ID:LMMJi0CF0
負けたら終わりのトーナメントは面白いよな
そこでサッカー止める奴も多いし
47都道府県あるからトーナメントも組める
甲子園、サッカー選手権、箱根駅伝
この3つは特に人気ある

3 名無しさん@恐縮です :2023/01/27(金) 20:37:21.24ID:eQa/hNPI0
日本の育成年代ってヨーロッパよりトーナメント戦やってるのにPK戦弱いし弊害のほうが多そう

47 名無しさん@恐縮です :2023/01/27(金) 21:12:39.89ID:s0lxhCQX0
>>3
PK外してるのはユース出身ばかりでセンシュケン持ち上げられてるの見たぞ

6 名無しさん@恐縮です :2023/01/27(金) 20:38:37.76ID:hlsD4gLy0
ユースは冷めて見えるって人は多いかもね

16 名無しさん@恐縮です :2023/01/27(金) 20:44:59.92ID:SyEd7gPP0
>>6
ユースの選手はほぼ大学の推薦枠かトップ昇格だけど高校サッカーは9割が選手権で引退だから情熱が違うんだよ
高校サッカーもリーグ戦や新人戦はつまらんよ

20 名無しさん@恐縮です :2023/01/27(金) 20:47:02.51ID:CQxSSu3M0
>>16
ここで真剣勝負した経験がプロになった時に生きてるんだろうなって思うんよな

8 名無しさん@恐縮です :2023/01/27(金) 20:40:07.74ID:rL/RsAt60
このまま日本独自の部活とクラブユースの融合で勝ち残った奴がプロでいいんじゃない?
さらに大学という再起の可能性もあるし
若いサッカー選手は試合に出てなんぼだから選択肢は多い方が良いよ

22 名無しさん@恐縮です :2023/01/27(金) 20:49:35.50ID:lWU1kpkG0
プレミアリーグの存在もデカイな
あれでクラブと部活の選択肢増えた

52 名無しさん@恐縮です :2023/01/27(金) 21:18:11.48ID:jzn9gu3B0
高校サッカーには日本独自のサッカー文化があるが外国かぶれでそれを重視していないからJリーグとかイマイチ人気が根付かないおらが町の出身から羽ばたくっていうストーリー性が薄れてしまう

58 名無しさん@恐縮です :2023/01/27(金) 21:29:46.21ID:QO6HDUgq0
>>52
高校サッカーのほうが全国から選手集めてると思うが

57 名無しさん@恐縮です :2023/01/27(金) 21:27:49.39ID:g/dBXij20
帝京と清水東が決勝でやってた頃が
高校サッカー人気のピーク

59 名無しさん@恐縮です :2023/01/27(金) 21:30:58.69ID:Y0OSJ5vD0
全国U18選手権(通称高校サッカー)にして学校だけじゃなくクラブも参戦、プレミアリーグ東西8チームはシード、計64チームで争うようにすればもっと盛り上がるし、ユース出身エリートのPKヘタレ病も克服出来てフル代表のレベルアップにも繋がる

60 名無しさん@恐縮です :2023/01/27(金) 21:33:15.50ID:obyhVeFJ0
いや、最近は高校サッカー出身でちゃんと活躍したやつおらんやろ
三苫も冨安もみんなユースや

82 名無しさん@恐縮です :2023/01/27(金) 22:06:33.36ID:ozWoVNgZ0
>>60
鎌田

62 名無しさん@恐縮です :2023/01/27(金) 21:34:48.20ID:zhvFh56A0
高校の部活大会にユースが参戦して無双しちゃうとシラケるんで住み分けは大事

76 名無しさん@恐縮です :2023/01/27(金) 21:59:56.26ID:RhwsCKBp0
>>62
プレミアリーグ知らないのかな?

66 名無しさん@恐縮です :2023/01/27(金) 21:42:16.79ID:Y0OSJ5vD0
天皇杯は住み分けしないのに高校は住み分けw

ジャイアントキリングが起こりやすいトーナメント戦だから住み分けする必要なんてない、しかも18歳以下なのに

69 名無しさん@恐縮です :2023/01/27(金) 21:46:58.93ID:75dqJ4LU0
>>66
高円宮杯を知らんの?

サッカー協会的にはあれがU18の本命、というかU15も本命で
選手権は高体連としての歴史があるから「お任せ」してるんだけど。

77 名無しさん@恐縮です :2023/01/27(金) 22:00:40.18ID:p0yYcLkB0
>>66
天皇杯がそういう大会なだけだろw

67 名無しさん@恐縮です :2023/01/27(金) 21:44:14.79ID:Y0OSJ5vD0
Jリーグと大学などアマチュアと対戦する天皇杯があるのに、何故18歳以下はやらないのか

70 名無しさん@恐縮です :2023/01/27(金) 21:47:02.33ID:Oq1cVKCo0
>>67
プレミアリーグというのがあってだな

84 名無しさん@恐縮です :2023/01/27(金) 22:09:08.60ID:WVFLIQnw0
>>67
どんだけ情報アップデートしてないんだ。
今はユースと高校が一緒の公式リーグ戦やってる時代だよ。

87 名無しさん@恐縮です :2023/01/27(金) 22:16:31.89ID:75dqJ4LU0
>>84
県リーグの一部や二部でもJユースのBやCが参加するから高体連チームとしては貴重な体験になるね。
試合中のベンチからの声掛けで、どういう視点で試合を見るか参考になるし、試合前のアップとかも参考になる。

88 名無しさん@恐縮です :2023/01/27(金) 22:17:53.49ID:z0EV5NZa0
帝京vs清水東の決勝は凄かった(´・ω・`)

89 名無しさん@恐縮です :2023/01/27(金) 22:22:03.43ID:ozWoVNgZ0
>>88
当時小学生だったが国立まで行った挙句チケット完売で渋々帰った

90 名無しさん@恐縮です :2023/01/27(金) 22:27:24.48ID:qMAaeQCt0
野洲と鹿実の決勝ゴールとかまだ鮮明に覚えてるけどな プレーではないが大迫半端ないの中西君の肖像はW杯中継で世界デビューまでした


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(出典:theWORLD(ザ・ワールドWeb))

不振が続く森保ジャパンの“元10番”の現在 今季トルコへと挑戦もいまだインパクトを残せず……


中島の活躍に期待したい

ポルトガルでセンセーショナルな活躍を見せ、ポルティモネンセやポルトでもプレイした中島翔哉。昨季まで在籍したポルトを離れ、今季からアンタルヤスポル(トルコ)でスュペル・リグを戦っているものの、本来のパフォーマンスを発揮しているとは言い難い。
欧州主要リーグの移籍マーケットが閉まりながらも、9月前半までウィンドウが開いていたトルコへと移籍する。リーグ第6節のカイセリスポル戦で新天地デビューを飾った。しかし、翌節のアダナ・デミルスポル戦にて途中出場すると、直後のプレイで中島は相手選手にタックルを行いレッドカードを提示されてしまう。加入2試合目はわずか15秒で退場処分という苦しいスタートとなった。

その後は主に右サイドハーフで先発出場するも、なかなか結果を残すことができず。FIFAワールドカップ・カタール大会期間中にはケガを負ってしまうなど、本来の高いパフォーマンスを発揮できず、第20節のガラタサライ戦でもトップ下で先発フル出場したものの、シュート1本に終わってしまった。

FC東京を経て2017-18シーズンに加入したポルティモネンセでは初年度に29試合10ゴールと活躍。ロシアW杯後に発足した森保一監督率いる日本代表では10番を背負い、チームの中心としてカタールで輝く姿も予想されていたが、苦しい2022年を過ごした。今季後半戦こそ、逆襲のシーズンになるか。中島の本領を発揮する姿に期待したい。

(出典:theWORLD(ザ・ワールドWeb))    

【動画】アンタルヤスポル vs ウムラニエスポル 中島翔哉タッチ集動画

(Youtube)

不振にあえぐ中島翔哉。森保ジャパン発足当時の、あの輝きを取り戻すことはできるだろうか。

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(出典:SOCCER DIGEST Web) 

鎌田大地が途中出場から同点弾をアシスト!長谷部誠が先発復帰したフランクフルトは王者バイエルン相手に1-1ドロー


長谷部はフル出場、鎌田は64分から投入

 現地時間1月28日に開催されたブンデスリーガ第18節で、鎌田大地と長谷部誠が所属するフランクフルトは敵地で王者バイエルン・ミュンヘンと対戦した。

 フランクフルトは、昨年10月以来のリーグ戦出場となる長谷部が、3バックの中央で先発に復帰。鎌田はベンチスタートとなった。

 試合は序盤から、ボールポゼッションで上回るバイエルンに主導権を握られる時間が続く。それでもフランクフルトは長谷部を中心に安定した守備を見せ、シュートまで持ち込ませない。

 しかし34分、左サイドへ展開されると、ミュラーのクロスをザネに右足のダイレクトで決められて先制を許す。このまま前半を0-1で終える。

 迎えた後半は中盤で激しい攻防が続くなか、フランクフルトは64分に鎌田を投入する。

 するとその5分後、カウンターから敵陣中央でボールを受けた鎌田が、ボールキープから巧みなラストパス。これを受けたコロ・ミュアニがゴール右に流し込んで同点弾を奪った。

 その後は勢いに乗るフランクフルトが、逆転ゴールを狙って猛攻を仕掛けたが、得点は奪えず。試合はこのまま1-1のドローで終了した。久しぶりのリーグ戦となった長谷部はフル出場を果たしている。

 王者相手にドローに持ち込んだフランクフルトは次節、2月4日にホームでヘルタと対戦する。

(出典:SOCCER DIGEST Web)               

【動画】 鎌田大地 アシストシーン  バイエルン・ミュンヘン vs フランクフルト タッチ集  

(Youtube)

鎌田大地途中出場だったが、アシストで結果を出した。
長谷部誠も復帰してフル出場のフランクフルトが王者・バイエルン相手にドロー!

三笘薫、今季プレミア「ベスト25人」に堂々選出! 日本が誇るドリブラーが高評価「傑出した存在」


英サッカー専門誌「フォー・フォー・ツー」が選出、三笘が17位にランクイン

 イングランド1部ブライトンの日本代表MF三笘薫プレミアリーグで鮮烈なインパクトを残している。英サッカー専門誌「フォー・フォー・ツー」は今季のプレミアリーグベストプレーヤーの25人を選出し、ランキング形式で紹介。錚々たる顔ぶれのなかで三笘が17位に入った。

 三笘はベルギー1部ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズへのレンタル期間を経て、今季ブライトンに復帰。初挑戦のプレミアリーグでここまで14試合4得点1アシストを記録している。開幕直後はベンチが定位置だったが次第に出場機会を増やして、今では左サイドのポジションをガッチリと掴んだ。

 その活躍は世界中のタレントが集まるプレミアリーグの中でも目を引く存在であることは現地メディアにも認められている。「フォー・フォー・ツー」電子版が今季のプレミアリーグベストプレーヤーのトップ25人を選出し、三笘は18位のFWアレクサンダル・ミトロヴィッチ(フルハム)と16位のMFロドリ(マンチェスター・シティ)に挟まれた17位にランクインした。

「三笘は18歳で大学に進んでフットボールに背を向けた。彼が最初からフットボールに打ち込んでいたらどれほどいい選手になっていたかを想像するのは難しい。

 エバン・ファーガソンはまだブレイクを果たしたばかりで、レアンドロ・トロサールはシーズン途中で退団した。そんなブライトンの前線で傑出した存在だ。機敏で両足が使え、対峙するどんな相手にも危険を与えている。グラハム・ポッター(→チェルシー)の下では長く得点が不足していたが、今や彼らはリーグの中でも最もエキサイティングなアタッカーの1人を擁している」
 なお、1位は首位アーセナルでキャプテンを担うノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴール。2位にマンチェスター・シティで19試合25得点とゴール量産中のノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランド、3位にマンチェスター・ユナイテッドの前線を牽引するイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードが続いた。トップ選手ばかりが並ぶランキングに日本が誇るドリブラーが堂々名を連ねた。

英サッカー専門誌「フォー・フォー・ツー」選出、今季プレミアリーグ「ベストプレーヤー25」

 ランキングは以下のとおり。

1位 マルティン・ウーデゴール(アーセナル)
2位 アーリング・ブラウト・ハーランド(マンチェスター・C)
3位 マーカス・ラッシュフォード(マンチェスター・U)
4位 ハリー・ケイン(トッテナム)
5位 ブカヨ・サカ(アーセナル)
6位 ミゲル・アルミロン(ニューカッスル)
7位 ニック・ポープ(ニューカッスル)
8位 カゼミーロ(マンチェスター・U)
9位 グラニト・ジャカ(アーセナル)
10位 スベン・ボットマン(ニューカッスル)
11位 ケビン・デ・ブライネ(マンチェスター・C)
12位 リサンドロ・マルティネス(マンチェスター・U)
13位 キーラン・トリッピアー(ニューカッスル)
14位 トーマス・パーティ(アーセナル)
15位 イヴァン・トニー(ブレントフォード)
16位 ロドリ(マンチェスター・C)
17位 三笘 薫(ブライトン) 18位 アレクサンダル・ミトロヴィッチ(フルハム) 19位 オレクサンドル・ジンチェンコ(アーセナル) 20位 ジョアン・パリーニャ(フルハム) 21位 ジェームズ・マディソン(レスター・シティ) 22位 ガブリエウ・マルティネッリ(アーセナル) 23位 モイセス・カイセド(ブライトン) 24位 アリソン・ベッカー(リバプール) 25位 ジェームズ・ウォード=プラウズ(サウサンプトン)

(出典:FOOTBALL ZONE)   


1位はハーランドでもラッシュフォードでもなくウーデゴール!三笘薫もレミアでこれだけの評価を受けるのはスゴいの一言!年間でベストイレブン取るくらいの活躍して欲しいね。とりあえずリバプール戦、注目!


(出典 www.footballchannel.jp)

「クボのことは知ってるよ」バルササポに久保建英が笑顔で… 放送なしが惜しい「名手ブスケッツが声を荒げた」鮮烈プレー〈現地撮影〉


日本代表・久保建英が所属するレアル・ソシエダ。現地で撮影する中島大介氏が、日本で放送のなかった国王杯バルセロナ戦、久保の活躍やバルサの現状などを撮ったオリジナル写真をNumberWebに送ってくれた。

■画像リンク
【現地写真】「クボ!」バルササポの声に久保がニッコリ…名手ブスケッツとの言い合い、放送なしが惜しいほどの好プレー連発で試合後も笑顔。日の丸を嬉しそうに掲げるスペイン人も見る(60枚超)


 一騎当千の活躍を見せたと言っていいだろうか、スペイン国王杯準々決勝対バルサ戦における久保建英のプレーは鮮烈な印象を残した。

 バーを叩いた左足シュートはもちろん、何度もバルサ選手に囲まれながらも自陣からボールを持ち運んだ。そしてセルロートが外してしまったが――GKとDFの間に正確なグラウンダーでのクロスを送り込んだ。

 ただ、試合は序盤から、リーガで首位に立つバルサペースで進み、さらには前半終了間際40分にブライス・メンデスが一発退場で数的不利も負った。後半に入って52分、デンベレにシュートを決められると、反撃も実らずそのまま1-0でレアル・ソシエダは敗戦。国王杯から姿を消すこととなった。

トップ下で攻守両面においてブスケッツを苛立たせた

 試合が荒れる前兆はあった。

 両チームメンバーがアップに現れるより早くピッチに審判団が姿を見せると大きなブーイングが鳴り響いた。客の入りはまだ3割、4割程度だっただろうか。にもかかわらず緊張感がスタジアムを包んだ。

 しかしファンの関心は、バルサのメンバーが姿を現すとそちらに移っていった。また久保がアップ時にコントロールシュートを決めると、ゴール裏のいかついバルササポーターから〈KUBO〉という声が上がった。

 その声は久保にも届き、久保が笑顔で反応を示した。

 久保は、バルサの下部組織在籍時、FIFAのユース年代の移籍に関わる規定により、退団を余儀なくされた過去がある。そのことを知っているバルササポーターも多くいるということだろう。

 国王杯、平日開催ということもあってか、空席の目立つバルサのホームスタジアム、カンプ・ノウに選手が入場してくる。
          
 試合はフルメンバーで臨んだバルサに対して、ソシエダは中盤の要であるダビド・シルバ、ミケル・メリノを怪我で欠いた。久保はトップ下にポジションを取り、シルバに代わり攻撃のタクトを託された。

 また守備時には、バルサ攻撃の要ブスケッツのマークという大役もこなしている。テア・シュテーゲンがブスケッツを探すとき、常に久保がそのコースを切る動きをするなど、久保とブスケッツの間に激しいポジションの取りあいが見てとれた。

 珍しくブスケッツが声を荒げるシーンもあり、久保のマークに手を焼いていることが伝わってきた。

クロスバー直撃のシュート、頼れる同僚の一発退場

 前半、ソシエダは押し込まれる時間が長くなり、自陣深くからなんとかボールを持ち出そうとする、久保やメンデスの姿が多く映る。

 徐々に中盤ではボールの奪い合いでファウルすれすれの激しい攻防が増えていったが、この日のヒルマンサノ主審はプレーを流す傾向だった。バルサ選手へのファウルに見えるプレーが流されると、大きなブーイングがスタジアムを包む時間が増えていった。

 そんな中で前半30分、シルバの代役で出場したマリンよりパスを受けた久保が、ボックス内で左足での強烈なシュートを放つ。わずかに相手を掠めたボールはクロスバーを叩いた。

 そして40分、久保に対するブスケッツのファウル気味のプレーから、そこのリカバリーに入ったメンデスとブスケッツが接触する。一度はイエローが提示されたが、VARを経て、メンデスは一発退場となった。

 ソシエダとして見れば――ただでさえ怪我人で苦しい状況に、追い打ちをかける状況となってしまった。直前には、レバンドフスキの肘がメンデスの顔に入ったものの、プレーが流されて熱くなっていた部分もあっただろうか。

 映像を確認すると、メンデスの足裏が遅れてブスケッツの足首に入っており、判定自体は正しい。ただ序盤から強度の強いゲームを主審がコントロールしきれず、試合を左右するようなプレーを誘発してしまったとも言える。

 その直後から久保は、右サイドにポジションを移し、前半を無失点で終わらせた。

久保とブスケッツの言い争いを見たデンベレは…

 久保は後半開始から、左サイドへポジションを移した。

 なんとか1人少ない中でもバルサの攻撃を凌ぎたいソシエダは、一層激しさを見せる。後半開始早々、セルロートとアラウホ、またアリツ・エルストンドとガビが揉めるシーンが見られた。その中では、久保とブスケッツの言い争いも。それを見ていたデンベレは笑顔を浮かべていた。

 しかし52分、バルサの右サイドバック、クンデからデンベレ(フランス代表コンビでもある)へと縦パスが入る。デンベレはその時点でハーフラインを少し越えた付近から走り始めており、ファーストタッチでボールを縦へ加速させると、ツータッチ目でゴールニアサイドを撃ち抜いた。

 5バックとなったソシエダの一瞬のスペースを見逃さず、そして抜群の加速力で相手を置き去りにすると、ニアサイドを正確に狙いすましつつ、GKの手を弾く威力あるシュート。完璧な一撃だった。

 1点を追いかけるソシエダは、57分、ゴール正面でFKのチャンスを得た。

 ボールを手にしたのは久保だったが、セルロートが近づき、キッカーに名乗りをあげた。かなりの剣幕に、久保も一度はキッカーを委ねたが、直後、ベンチより久保との指示が飛んだ。

 仕切り直してボールをセットした久保だったが、ボールは壁に当たってしまった。

久保が作った決定機を外したセルロートもギリギリだった

 FK直後の59分には、ペドリ、クンデに挟まれた状態でパスを受けた久保がワントラップで180度ターン。一気に縦へ加速すると、ペドリはたまらずカード覚悟のファウルで止めるしかなかった。

 この頃には、1人多いバルサを相手にする久保のプレーは――まさに一騎当千、何かを起こすのではと期待させ始めていた。

 そして60分、久保がクンデのクリアをカットすると、鋭いグラウンダーのクロスを蹴り込んだ。ボールは、GKとDFの間を抜け、ゴール前で待ち構えるセルロートの元に辿り着いたが、押し込むだけのシュートは、むなしくも枠を外れてしまった。
 しばらく上を向いたまま動けなかったセルロートだが――彼もまた1人少ない状況で、アラウホ等を相手に正に身体を張り、走り、守備ラインまで戻り闘っていた。久保だけでなく、ソシエダの全選手が一人少ない状況で連係を遮断され、孤軍奮闘を余儀なくされていた。エースだけに外した責任は付いてくるが、ギリギリの状態だったことも想像に難くない。

敗戦にも久保らソシエダイレブンの表情は…

 78分、久保はピッチを後にした。現実的にはこれが終戦宣言だっただろうか。

 週末には、ベルナベウでのレアル・マドリー戦が待っている。前節で怪我のため出場のなかった久保の温存の意図が込められた交代策だった。

 シルバ、メリノという主力の欠場、さらにはメンデスの退場がありながらの1-0の敗戦は健闘と言えるものだった。バルサ側からすると、勝負を決め切ることができない悪い部分が出たとも言える。

 リーガではバルサ、マドリーの優勝争いを、ソシエダが追いかける形となっている。敗戦したとはいえ、試合後に久保らソシエダの選手たちが柔らかな表情を見せたのは、手ごたえを感じているからこそだろうか。

 試合後、バルサのゴール裏で太鼓を叩き大声でチームを鼓舞するムスティが話してくれた。

「Kuboのことは、マシアの頃から知っているよ。早くて、テクニカルだ。選手としても、チームとしても良くやっている。もっと良い未来が待っているよ」と。
(「欧州サッカーPRESS」中島大介 = 文)
(出典:Number Web)      


W杯は不完全燃焼だったけど、ソシエダでは躍動!バルサ戦のハイライト見る限り、すごい気持ちのこもったプレーしていた。レアル・マドリード戦も輝けるか!

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