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三笘薫が残すプレミア屈指のスタッツとは?「リーグ最高のエンターテイナー」を現地メディア分析


『Opta』が分析

データ専門メディア『Opta』は、ブライトンMF三笘薫プレミアリーグ第35節エヴァートン戦のキーマンに選んだ。

ロベルト・デ・ゼルビ監督の下で見事な戦いを見せ、2試合未消化で4位マンチェスター・ユナイテッドと8ポイント差と、チャンピオンズリーグ出場権獲得の期待もかかるブライトン。そんな中で三笘は、「僕に完璧に合っている」と語る同指揮官の下で30試合で10ゴール7アシストと目覚ましい活躍を見せ、現地メディアでも高い評価を獲得している。

そしてブライトンは第35節、ホームで残留争い中のエヴァートンと激突する。『Opta』はマッチプレビューの中で、キーマンに日本代表ウインガーをピックアップ。「今季プレミアリーグでブレイクしたスターの1人。その爽快なプレースタイルは、リーグ最高のエンターテイナーに数えてもいいだろう」と絶賛。その上で、以下のように続けた。

「(前の試合の)マンチェスター・U戦でブライトンは勝利したが、三笘にとっては決して楽な試合ではなかった。アーロン・ワン=ビサカは、このトリッキーなウインガーに対して称賛に値する仕事を見せている」

「三笘は、ブライトンの選手としてはリーグ最多となる15回の敵陣ボックス内でのタッチ数を記録。しかし、枠内シュートはわずか2本で、チャンスメイクはたった1回だった。危険なエリアでボールを持った回数を考えると、この結果は少し残念だ」

「そして試合後、他のチームメイトが陽気な表情を見せる中、三笘には悔しそうな表情が浮かんでいた。彼は奮起することを熱望しているはず。そして、エヴァートン戦はその絶好の機会だ」


三笘薫の特筆すべきスタッツは?

そして『Opta』は、エヴァートン戦で「比較的経験が浅く、しかし気性の激しい」ネイサン・パターソンと対峙することを予想。「1月の対戦でも苦戦したパターソンだが、三笘がボールを持って走るのが大好きなため、再び長い1日になるかもしれない」としつつ、三笘のプレーの特徴を分析している。

「ウイングやワイドプレイヤーの中で、三笘は10メートル以上のプログレッシブ・キャリー(※)を120回、デュエルを伴うプログレッシブ・キャリーを64回記録し、これはリーグ4位の数字だ。プログレッシブ・キャリー自体は211回マークしている。そして彼よりもボールを前進させたのは(2807メートル)、ブカヨ・サカ(2831メートル)ただ1人だ。木曜日は悔しい思いをしたが、エヴァートン戦で爆発しても驚きはない」

前節は決定機を逃すなど、直近リーグ戦5試合でゴールやアシストから遠ざかる三笘。エヴァートンとの一戦では、結果を残すことができるだろうか。


※プログレッシブ・キャリー=ボールを持った状態で5メートル以上ピッチ前方に進むこと

(出典:GOAL)         

CL出場権を獲得するためには勝ち続けるしかないブライトン。エヴァートン戦では三笘薫はどんなプレーで観客を魅了してくれるのか。期待しかない!!