(出典 takoman12tabearuki.up.seesaa.net)

高校サッカー選手権は日本に不可欠 観衆5万人の決勝に海外衝撃、Jユース凌ぐ成功とは


連載「世界で“差を生む”サッカー育成論」:日本が誇る唯一無二のユース年代の大会

 スペインサッカーに精通し、数々のトップアスリートの生き様を描いてきたスポーツライターの小宮良之氏が、「育成論」をテーマにしたコラムを「THE ANSWER」に寄稿。世界で“差を生む”サッカー選手は、どんな指導環境や文化的背景から生まれてくるのか。今回は日本サッカーの年末年始の風物詩となっている全国高校サッカー選手権がテーマ。近年はJリーグクラブのユースに好素材が集まる傾向が強いものの、“センシュケン”の人気は依然として高く、高体連のチームを経由してプロで成長し、日本代表まで上りつめるタレントも多い。世界的に見て稀有な育成システムの現状について考察する。

 ◇ ◇ ◇

 今年の全国高校サッカー選手権は、岡山県の岡山学芸館高校の優勝で幕を閉じた。岡山県史上初の優勝だった。倉敷市にあるアカデミー出身者が多く、地元での根を張った指導がもたらした最高の殊勲と言える。

 高体連(正式には全国高等学校体育連盟、高校の競技会に出場するための部活動)出身のプロサッカー選手は20年前と比較した場合、確実に減っている。地域のトップ選手を、地元のクラブチームのユースに引っ張られるのがあるのだろう。ただ二番手、三番手と言われる子供たちであっても、指導者が工夫を凝らすことで、まだまだ重要な“供給源”になっている。

 高体連の現状と未来とは?

「センシュケン」

 それは、世界に日本だけが誇る唯一無二の大会と言える。今年の決勝戦は、5万人以上の観客を集めた。

「こんなことがあるのか!?」

 欧州の指導者たちが、全国高校選手権の試合を見て一様に驚く。数万人の観衆が熱視線を送るなかでユース年代の少年たちがプレーするなど、「あり得ない」ことだからだ。

 欧州では、最高峰のUEFAチャンピオンズリーグの前座的にUEFAユースリーグが開催されているが、将来有望な選手が出場するものの、今シーズンの1試合平均観客動員数は700人に満たず(2023年1月現在)、過去5シーズンでも平均は1000人以下である。また、代表レベルでも欧州選手権(EURO)のユース年代にあたるU-21欧州選手権が開催されているが、プレーレベルは高いものの、こちらも観客は数百人というのがしばしばだ。

 日本スポーツ界の冬の風物詩の一つになっている「センシュケン」は、これらの大会を動員力で軽く凌駕している。

カタールW杯ではJユースと高体連出身者が13人ずつ

 入場者数だけではない。毎日のように地上波で放送され、その日のスポーツニュースでは結果がカバーされる。新聞、雑誌、ウェブのスポーツ記事でも、関心は高い。

「理想的。羨ましい」
          
 隣国の中国や韓国のサッカーファンの間でも、「センシュケン」は大いに話題になっているという。高体連の頂点の一つである大会は、日本サッカーの財産だ。

 合理性で言えば、クラブユースでの育成が主流になるのは自然の流れだろう。プロのトップチームと連携し、一貫した指導を施すことができる。事実、ヨーロッパや南米では、それが通例だ。

 日本でも、今やクラブユースが主流にはなってきている。

 2010年の南アフリカ・ワールドカップ(W杯)までは大半が高体連出身者で、クラブユース出身は4、5人程度だった。しかし14年ブラジルW杯から人数は拮抗し、今回のカタールW杯でクラブユースが13人、高体連が13人と初めて並んだ。クラブユース隆盛は一つの流れと言える。

 レアル・ソシエダの久保建英のように、海外のクラブユースも、Jリーグのクラブユースも経験し、プロとして活躍する選手も出てきた。今後はレアル・マドリードのセカンドチームであるカスティージャまで昇格した中井卓大のようなケースも増えてくるかもしれない。
      
 しかし受け継いできた「センシュケン」の土壌は、まだまだ健在だ。

 その夢と浪漫のおかげで、全国隅々まで育成の網を張る役割ができた。小中学生のアカデミーで育った子供たちの受け皿となって、成長する機会を供給。身体的に未熟でクラブユースに届かなくても、高体連で競技を続けることで、チャンスをつかめるケースも少なくない。実際、クラブユースに昇格できなかった本田圭佑(星稜高出身)や鎌田大地(東山高出身)は、高体連から這い上がってきた。

 高校生たちが夢を見られる「センシュケン」があるのは、巨大なモチベーションだ。

「それでも、高体連とクラブユースの差はこれから広がる」

 そうした冷めた意見もある。

 繰り返すが、クラブユースはプロを意識した指導や肉体的、精神的なコンディショニングができる。また、トップチームとの交流もできることから、成長する条件が揃っている。同じように優れた素材の選手がいることで競争力も高いし、力の劣った選手、ポジションがないことでストレスもない。


日本代表ストライカー輩出に見る高体連の価値

 しかしクラブユースが失敗している部分で、高体連が明らかな成功を収めているものがある。

 カタールW杯、高体連は初めて代表選手数でクラブユースと並んだが、FW登録の4人はすべて高体連出身だった。浅野拓磨は四日市中央工、前田大然は山梨学院大学附属、上田綺世は鹿島学園、町野修斗は履正社。惜しくも代表から外れたFWを見渡しても、大迫勇也は鹿児島城西、古橋亨梧は興国、西村拓真は富山一、林大地は履正社、鈴木武蔵は桐生一と高体連組が並ぶ。

 ここに高体連の価値が見える。

「ストライカーは育てられない」

 それが通説だが、高体連ではストライカーが生まれ育っているのだ。

 高体連はあくまで教育の場であって、クラブユースのようにすべて一貫した合理的な仕組みを作ることはできない。同じレベルの技術の選手をすべてのポジションでは揃えられず、お互いが助け合う必要もある。不条理や理不尽なことを乗り越えなければならない。

 そのなかで個性が強い選手が出るわけだが、ストライカーは最たるポジションだろう。

 今回の選手権で得点王になった神村学園のFW福田師王も、卒業後はドイツのボルシアMGのセカンドチームに入団することが決まっている。思うようにパスをつなぐことができなくても、自分の一撃でチームを勝たせる。その使命を3年間背負うことで、ストライカーとして覚醒できる。合理性で片付けられない世界が、彼らのアドバンテージだ。

 やはり、「センシュケン」は日本サッカーに欠かせない。

小宮 良之 / Yoshiyuki Komiya
(出典:THE ANSWER)


(出典 www.nikkansports.com)

19 名無しさん@恐縮です :2023/01/27(金) 20:46:38.05ID:c6slYSh+0
高校年代で五万人以上集められるのは高校サッカーだけだろ
これはかなり凄いことだな

68 名無しさん@恐縮です :2023/01/27(金) 21:44:56.70ID:jzn9gu3B0
高校サッカーには観ていて青春があるから魅力的なんだよこれからみんな未来を夢見て羽ばたくという年代でそれが特化されるのが高校スポーツの良さ

81 名無しさん@恐縮です :2023/01/27(金) 22:06:32.84ID:D5r2TIn60
他国からみたら羨ましがられる文化よなこれ

37 名無しさん@恐縮です :2023/01/27(金) 21:03:21.51ID:LMMJi0CF0
負けたら終わりのトーナメントは面白いよな
そこでサッカー止める奴も多いし
47都道府県あるからトーナメントも組める
甲子園、サッカー選手権、箱根駅伝
この3つは特に人気ある

3 名無しさん@恐縮です :2023/01/27(金) 20:37:21.24ID:eQa/hNPI0
日本の育成年代ってヨーロッパよりトーナメント戦やってるのにPK戦弱いし弊害のほうが多そう

47 名無しさん@恐縮です :2023/01/27(金) 21:12:39.89ID:s0lxhCQX0
>>3
PK外してるのはユース出身ばかりでセンシュケン持ち上げられてるの見たぞ

6 名無しさん@恐縮です :2023/01/27(金) 20:38:37.76ID:hlsD4gLy0
ユースは冷めて見えるって人は多いかもね

16 名無しさん@恐縮です :2023/01/27(金) 20:44:59.92ID:SyEd7gPP0
>>6
ユースの選手はほぼ大学の推薦枠かトップ昇格だけど高校サッカーは9割が選手権で引退だから情熱が違うんだよ
高校サッカーもリーグ戦や新人戦はつまらんよ

20 名無しさん@恐縮です :2023/01/27(金) 20:47:02.51ID:CQxSSu3M0
>>16
ここで真剣勝負した経験がプロになった時に生きてるんだろうなって思うんよな

8 名無しさん@恐縮です :2023/01/27(金) 20:40:07.74ID:rL/RsAt60
このまま日本独自の部活とクラブユースの融合で勝ち残った奴がプロでいいんじゃない?
さらに大学という再起の可能性もあるし
若いサッカー選手は試合に出てなんぼだから選択肢は多い方が良いよ

22 名無しさん@恐縮です :2023/01/27(金) 20:49:35.50ID:lWU1kpkG0
プレミアリーグの存在もデカイな
あれでクラブと部活の選択肢増えた

52 名無しさん@恐縮です :2023/01/27(金) 21:18:11.48ID:jzn9gu3B0
高校サッカーには日本独自のサッカー文化があるが外国かぶれでそれを重視していないからJリーグとかイマイチ人気が根付かないおらが町の出身から羽ばたくっていうストーリー性が薄れてしまう

58 名無しさん@恐縮です :2023/01/27(金) 21:29:46.21ID:QO6HDUgq0
>>52
高校サッカーのほうが全国から選手集めてると思うが

57 名無しさん@恐縮です :2023/01/27(金) 21:27:49.39ID:g/dBXij20
帝京と清水東が決勝でやってた頃が
高校サッカー人気のピーク

59 名無しさん@恐縮です :2023/01/27(金) 21:30:58.69ID:Y0OSJ5vD0
全国U18選手権(通称高校サッカー)にして学校だけじゃなくクラブも参戦、プレミアリーグ東西8チームはシード、計64チームで争うようにすればもっと盛り上がるし、ユース出身エリートのPKヘタレ病も克服出来てフル代表のレベルアップにも繋がる

60 名無しさん@恐縮です :2023/01/27(金) 21:33:15.50ID:obyhVeFJ0
いや、最近は高校サッカー出身でちゃんと活躍したやつおらんやろ
三苫も冨安もみんなユースや

82 名無しさん@恐縮です :2023/01/27(金) 22:06:33.36ID:ozWoVNgZ0
>>60
鎌田

62 名無しさん@恐縮です :2023/01/27(金) 21:34:48.20ID:zhvFh56A0
高校の部活大会にユースが参戦して無双しちゃうとシラケるんで住み分けは大事

76 名無しさん@恐縮です :2023/01/27(金) 21:59:56.26ID:RhwsCKBp0
>>62
プレミアリーグ知らないのかな?

66 名無しさん@恐縮です :2023/01/27(金) 21:42:16.79ID:Y0OSJ5vD0
天皇杯は住み分けしないのに高校は住み分けw

ジャイアントキリングが起こりやすいトーナメント戦だから住み分けする必要なんてない、しかも18歳以下なのに

69 名無しさん@恐縮です :2023/01/27(金) 21:46:58.93ID:75dqJ4LU0
>>66
高円宮杯を知らんの?

サッカー協会的にはあれがU18の本命、というかU15も本命で
選手権は高体連としての歴史があるから「お任せ」してるんだけど。

77 名無しさん@恐縮です :2023/01/27(金) 22:00:40.18ID:p0yYcLkB0
>>66
天皇杯がそういう大会なだけだろw

67 名無しさん@恐縮です :2023/01/27(金) 21:44:14.79ID:Y0OSJ5vD0
Jリーグと大学などアマチュアと対戦する天皇杯があるのに、何故18歳以下はやらないのか

70 名無しさん@恐縮です :2023/01/27(金) 21:47:02.33ID:Oq1cVKCo0
>>67
プレミアリーグというのがあってだな

84 名無しさん@恐縮です :2023/01/27(金) 22:09:08.60ID:WVFLIQnw0
>>67
どんだけ情報アップデートしてないんだ。
今はユースと高校が一緒の公式リーグ戦やってる時代だよ。

87 名無しさん@恐縮です :2023/01/27(金) 22:16:31.89ID:75dqJ4LU0
>>84
県リーグの一部や二部でもJユースのBやCが参加するから高体連チームとしては貴重な体験になるね。
試合中のベンチからの声掛けで、どういう視点で試合を見るか参考になるし、試合前のアップとかも参考になる。

88 名無しさん@恐縮です :2023/01/27(金) 22:17:53.49ID:z0EV5NZa0
帝京vs清水東の決勝は凄かった(´・ω・`)

89 名無しさん@恐縮です :2023/01/27(金) 22:22:03.43ID:ozWoVNgZ0
>>88
当時小学生だったが国立まで行った挙句チケット完売で渋々帰った

90 名無しさん@恐縮です :2023/01/27(金) 22:27:24.48ID:qMAaeQCt0
野洲と鹿実の決勝ゴールとかまだ鮮明に覚えてるけどな プレーではないが大迫半端ないの中西君の肖像はW杯中継で世界デビューまでした