終盤のスランプから脱出し、再び覚醒モード…
WBCで大谷と共演が観てみたい

【侍ジャパン】村上宗隆、連発で2戦3発…エグすぎる! 低めボール球を左中間へ驚がくの一発


 勢いが止まらない。侍打線に火をつけたのは、頼れる4番・村上だった。2点を追う8回1死一塁。育成右腕・京本の初球142キロを右翼席中段まで豪快に運んだ。逆転につながる同点2ランに「(打った瞬間)いったかなと思いました。しっかり自分のスイングを心がけていました」。場内が騒然とする中、ゆっくりとダイヤモンドを一周した。  続く山田がソロを放って勝ち越し、9回先頭・塩見もソロを放ち、ヤクルト・トリオが本塁打そろい踏み。さらに2死からダメを押したのも村上だった。鍬原から左中間へ2打席連発。カウント1―1からの3球目。高めの速球の後にきた、ボールゾーンへ沈むスプリットを、どっしりした下半身でスタンドまでカチ上げる驚がくの一打だった。「イメージ通り、うまく押し込んで打てた」。10月30日まで日本シリーズを戦い、練習再開は試合前日の4日。それでも2戦連続フル出場で3本塁打と元気いっぱいだ。  アーチ量産の秘けつはいたってシンプル。「僕は、僕のやるべきことをしっかりやるだけ」と自らのスイングをすることだけを考える。令和初の3冠王に輝いた力を、侍ジャパンでも改めて証明しているが「周りの1~9番までどこでも点を取れるような打線なので、皆さん方の力をすごく感じました」と謙虚な姿勢を貫いている。  2戦連続で4番に起用した栗山監督も「チームに勝利を与えてくれるのは、すごく大きい。本当に素晴らしいホームランだった」と大絶賛。さらには「次の世代のために野球をやってくれている。そういう選手の一人であることは間違いない」と脱帽した。野手最年少22歳ながら、村上は「しっかりコミュニケーションを取っている。いろんな方々といろんなお話をさせていただいています」とグラウンド外でも中心になっている。  9日からは札幌Dで、来年3月のWBC1次ラウンドで対戦するオーストラリアとの2連戦。本格的にWBCを見据えた戦いとなっていく。「このいい状態を保って、あした(7日)は少しゆっくりして、そのあとも勝てるように頑張ります」。“村神様”を、国際舞台で見せるときがきた。
(出典:スポーツ報知)               


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